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Sandhi

Sandhi Chardonnay Central Coast 2020

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このセントラル・コーストのシャルドネは、ラジャ・パーのカリフォルニアにおけるワイン造りの中核をなすワインです。誠意を込めて造られたブドウを賢く選べば、カリフォルニアで、この価格帯で、これだけ上質なワインを造ることができるという証明でもあります。それぞれの畑には様々なマイクロクライメートと土壌があり、かつ樹齢が高めのブドウを使用しています。だからこそ、このセントラル・コーストのシャルドネには、しっかりとした個性と深みがあるのです。また、除草剤や化学肥料を使用しない生産者を選んでいます。これはサンディの哲学としての選択であるだけではなく、ワインにさらなるエネルギーと複雑味を与えてくれるからでもあります。栽培農家の多くは、2代目か3代目です。その土地に関する知識があってはじめて、純度の高さ、焦点、そして凝縮感がワインに生まれるのです。「テロワール」ということばには、人間と大地との関わりも含まれます。このセントラル・コーストのシャルドネは、栽培農家、畑、そして醸造家が一緒に造り上げたその最高の例です。人の手をなるべく介さずに造り上げたカリフォルニアの古木のシャルドネの素晴らしさが、このワインに表現されています。サンディはサンタ・バーバラ・カウンティのサンタ・リタ・ヒルズの厳選したブドウ畑からワインを造る少量生産のワイナリーです。2010 年に当時マイケル・ミーナ・レストラン・グループのワイン・ディレクターだったラジャ・パーと醸造家のサシ・ムーアマンによって設立されました。サンディのコンセプトは至ってシンプルで、「人」、「土壌」、「ブドウ」というワイン造りに欠かせない3 大要素を、一つの「形」にすることです。これは、素晴らしいワインを造るということはもとより、働く社員や自然環境にも配慮することを意味します。カリフォルニアにおいてピノ・ノワールとシャルドネの聖地とも言えるサンタ・バーバラ・カウンティというテロワールを用いて、どれだけ素晴らしい「形」を造るかが、サンディの真髄です。由緒ある伝統的な畑や新しい畑も取り入れ、バランスを追求しなら、それぞれの個性を活かします。現在使っている栽培農家はBentrock、Rita’s Crown、Sanford & Benedict、Mt. Carmel、Rinconada があり、ここに姉妹ワイナリーである「Domaine de la Côte」が所有する自社畑のLa Côte が加わります。ワイン造りでは精巧さ、ミネラリティ、豊かな酸、そして骨格を全面的にハイライトすることで、ブドウ本来が持つ秘めたパワーと美しさが現れます。果実が主張しすぎたり、アルコール度数が高過ぎたり、樽のアロマが強すぎてしまうとテロワールがぼやけてしまいます。土地を尊重するワイン造りをしっかりと行うと、サンタ・リタ・ヒルズのテロワールは鮮明でフレッシュ、そしてエネルギッシュなワインに仕上がります。

これは白も赤も共通です。全てのワインは土着酵母のみを使用します。シャルドネはゆっくりとした長めのプレスサイクルにかけ、ブドウ本来のアロマを保ちます。MLF は行いますが、澱はいじりません。ピノ・ノワールは全房を多めに使うことで、ワインに快活さが生まれ、コーラを思わせるようなスパイスが香り、テクスチャも複雑で滑らかになります。使用する容器はパンチョンや旧樽、そしてコンクリートをメインに使い、新樽は控えめです。これら全てを可能にするのが、サンタ・リタ・ヒルズが誇る粘土質土壌と珪藻土、産地特有の強風、 北向の斜面、そして高樹齢のブドウです。加水、補糖、補酸は行わず、酵素や安定剤等も一切添加しません。ワイナリー名の「サンディ」はラジャの故郷であるインドのサンスクリット語で連音や協力を意味します。ラジャとサシはオレゴンのイヴニング・ランドでもコラボレーションをしており、オレゴンでのエレガント・ムーブメントを牽引しています。