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スーパーで買ったアボカドを育てたら2.5m越えた話  ~植替え失敗談~ Vol.3

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スーパーで買ったアボカドを育てたら2.5m越えた話 ~植替え失敗談~ Vol.3

こんにちは、SoCalization 南カリフォルニア共和国大統領のShushiです。
このブログは、「スーパーで買ったアボカドの種を育てたらどうなるのか?」を真剣に検証する、やや壮大な記録です。

前回の記事で発芽編育成中編と続いてきたわが家のデモゴルゴンブラザーズ(アボカドたち)。

でも今回は、ちょっと切ない話。
そう、2匹(株)とのお別れがありました。

4匹中2匹が枯れるまでの経緯

当初、わが家には4匹のアボカドがいました。
それぞれ性格(?)も葉ぶりも違い、かわいい子たちでした。

アボカド 成長 育成

ハプニングで二頭に分かれて発芽した子とともに個性的だと感じていたのが、上の写真で一番左の「横枝をぐんぐん伸ばしていくタイプ」の子。

全く摘心や葉をもがないナチュラルスタイルをポリシーに育てているのですが、

他の子が素直に縦に伸びていく中、彼だけは斜め横に張り出して、“自由人”感たっぷりの成長スタイルでした。

こちらは横枝初期の写真。正しくは脇芽(わきめ)や腋芽(えきが)というらしいです!

調べたところ、中央を伸びている芽をカットする「摘心」をしないで脇芽が出るのはまあまあ珍しいことのようです。

植物の茎の先端(頂芽)には「頂芽優勢」という性質があるそうで、

「先っぽが元気だと、下の脇芽は出てくんなよ!オレが育つからな!」

というホルモン(オーキシン)の命令が出るらしい。

 

そんな中、ある日から葉の色が悪くなり、ポロポロと下葉が落ちていく現象が始まります。

虫が原因?怪しい土と後悔の植え替え

しばらく観察していると、どうも土に問題があるのでは?という疑念が。

このあたりから別の鉢に見受けられた「ぴょんぴょん虫が移ってきた説」が浮上。

その別の鉢は、寄生虫から養分を吸い取られているように葉が落ち始めていました。ただ、あくまで素人の推測です。

こんな防虫スプレーも買ってみたものの、効き目があるのか無いのか分からないし、地中にいるのかなと不安になり、思い切って土をすべて廃棄して植え替えを決行。

「これでスッキリして元気になるはず!」という希望もむなしく、下葉から次々に枯れていくという悲しい展開に。

ちなみに、当時の写真で根を見返すと、白根がほとんどなく、全体的に痩せたような状態。白根の発達が良いと葉のツヤや新芽の出が良くなるそうです。

全体の大きさに対して、根のボリューム感は少ないと感じます。

見た目には分かりにくいのですが、虫に少しずつ根を食べられていた可能性も否定できません。

 

無知な植替えが命取りに…

後で知るのですが、植替えというのはかなり植物に負担のかかる行為だとのことで、当時の自分はアボカドの根や環境変化に対する繊細さをまったく理解していませんでした。

植替えについての知識を身につけないまま「えいや!」で実行してしまいました。

  • 根を崩しすぎたかもしれない
  • 水をやりすぎたかも
  • 日照の調整がうまくいってなかった

これらの「反省点」が、あとからあとから出てきました。

上の写真の状態にまで進行し、そこからは葉が枯れなくなったので、復活するかな・・・と淡く期待しつつ、1か月は粘りました

復活してほしかった。でも――快復せず。(↑の写真のままずっとその状態でした)
枝はスカスカ、葉はボロボロ…新芽生える兆しなし、という状態に。

ついに私は決意しました。
「…お別れしよう。」

元々虫が居た別の鉢で新しい葉ができては、下の葉が落ちていく状態だったこの子も一緒にお別れしました。

続編で後日談リサーチについて詳細を書きますが、落葉の仕方が2匹で違ったことにも触れておきたいと思います。腕ピューン君は葉が茶色くなっていきましたが、完全に茶色くなったままで、葉自体は自然には落ちませんでした。(が、色的に見栄えが良くないので取りました)

もう片方の子は、緑色の葉のまま、下からぽろっと勝手に落ちていく症状でした。寄生虫は「生かさず殺さず」と聞いたことがありましたので、虫も土表面にみられたし、もうダメだと判断しました。

 

生き残った2匹と、次なる挑戦へ

生き残ったのは2匹。

でも、ただ「生き延びている」だけではなく、しっかり健康的に、成長してくれている頼もしい子たちです。

右の生きている子が白い細い鉢にいて、腕ピューン君の大きい茶色の鉢が空いたので、せっかくだから成長を促すために、新たな植替えをしよう、と思ったのですが、前回のトラウマもあり不安がないわけではない・・・。

そんな中、私はある画期的な発想に至りました。

「AIに聞いてみようかな?」

👉 次回の後編では、ChatGPTと共に挑んだ“リベンジ植替え”の記録と、Snow Man好きの妻によって改名された「ラウール」(左)と「深澤くん」(右)の成長日記をお届けします!

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アボカドを育てるのは、思っていたより難しいけど、それ以上に面白い。
うまくいかない日もあるけれど、そんな日はビールでも飲んで、ちょっと笑って次の一手を考えようかなと思います。

SoCalizationでは、そんな“ちるタイム”にぴったりなクラフトビールやナチュラルワインを揃えています。

よければアボカド観察のおともに、のぞいてみてください👇