濃いルビーパープルな色調のこのワインは、黒スグリ、プラムに幾つもの層となって感じられるダークチョコレート、エスプレッソ、ラベンダーの香り。しなやかで凝縮感があり、シームレスな口当たり。味わいは、土のニュアンス、海塩のような塩味がほのかにあり、いきいきとした果実味が感
じられます。調和されたタンニンはワインに骨格をもたらし、力強い印象が余韻長く続きます。2018年は、完璧に近い年でした。穏やかな春の気候で開花が始まり、最適なブドウの房が出来ました。ほとんどの夏と秋の間、気温の急上昇もなくナパ・ヴァレー全体で落ち着いた、温かい気温が続き、長くゆっくりとした収穫となりました。最終的なワインは、素晴らしくスムースで、洗練されており、見事なテクスチャーと色合いでした。キャサリン・ホールは毎年我々のブレンドの中で、最高峰のカベルネ・ソーヴィニョンです。高貴なサクラシェ・ヴィンヤードが中心となり、このブレンドの基礎となります。この畑は、舌を包むような豊かな複雑性があり、土壌やカシスのフレーヴァー、そして力強いタンニンをもたらします。そして、バランスを取りワインにフィネスを作り出す為に、他の畑のブドウ(主に山岳地に位置するアペレーション)を使用します。最終的に、このフラッグシップワインの特徴と言える、エレガントでどこか色っぽいワインに仕上がりました。キャサリン・ホールが初めてワインの仕事に携わったのは、彼女の家族がメンドシーノで経営していたブドウ畑の仕事でした。その頃から彼女は将来、ファイン・ワインと芸術品、そしてアートな建築物が融合する場所を作りたいと思うようになります。ホール・ワインズはその夢が現実となった形であり、優れたワインが現代的な空間で体験できるナパ・ヴァレーを代表するデスティネーション・ワイナリーです。2003 年にキャサリンと夫クレッグ・ホールが購入したセント・ヘレナにあるワイナリーの敷地には、それまでナパ・ヴァレーの共同組合の醸造所がありました。ここは当時ナパ・ヴァレー全体のワイン生産量の4割が造られていた場所です。そして禁酒法時代以前には、ここにBergfeldWineryがあったことが知られていて、ワインの銘醸地として知られるナパ・ヴァレーにおいて150年以上の歴史を誇るロケーションです。クリントン政権で駐オーストリア米国大使の任務を終えたキャサリンは、2013年7月「ホール・セント・ヘレナ」として正式にワイナリーをスタートさせます。同年、BergfeldWinery時代から残っていた1885年に建てられた納屋の修繕工事、重力式ワイナリーと最先端のビジターセンターの建設が完了し、カリフォルニアのワイナリーで初となる、LEEDGold(建築や都市の環境性能評価)の認証を得ることに成功します。ワイナリーが所有し、栽培する150ヘクタールを超える自社のブドウ畑は、全てCCOFのオーガニックの認証を受けています。最先端技術を導入し、環境に優しい栽培を行いながら、ナパ・ヴァレーの土壌と風土が感じられるワイン造りを心がけています。醸造を担当するのは副社長スティーヴ・レヴェックで、彼が造るカベルネ・ソーヴィニョンとソーヴィニョン・ブランは「ワイナリーの顔」として知られ、ナパ・ヴァレーらしさを最大限に表現しています。過去にはスティーヴが造った2013と2010のHallExzellenzRedと2013RaininVineyardCabernetSauvignon(共に国内未輸入)がロバート・パーカーから100点を獲得しています。ホールでは、Community,Arts,ResponsibleBusinessPractices,andEntrepreneurshipの頭文字をとって「C.A.R.E(. ケア)」と題し、最上級のワインを造り上げる信念はもとより、コミュニティやアートを通じて、社会において望ましい組織を作ることに力を入れています。自治体と連携したファンドレイジングや、地元アーティストへの投資、 CraigandKathrynHallFoundationを通じてのナパ・ヴァレー在住の起業家の活動支援等を積極的に行っています。絶対的な安定感を誇るナパ・ヴァレー産のワインでありながら、従業員やコミュニティからも高い信頼を得ていることから、どのアングルを取っても一流の家族経営のワイナリーといえます。ラベルにも描かれている、ワイナリーの入り口に大々的に展示されている大きなウサギは、豊穣多産・繁栄のシンボルです。