ドメーヌ・ピエール・ダモワ
DOMAINE PIERRE DAMOY
GEVREY CHAMBERTIN
ジュヴレ・シャンベルタン
コート・ド・ニュイ地区最大産地かつ
「ブルゴーニュの王」と
称えられるワイン
コート・ド・ニュイ地区で最多のグラン・クリュがあり、グラン・クリュが並ぶ村の南側の斜面は、硬い石灰岩の岩盤に、浅く土壌が堆積し独特の赤色を帯び、石灰岩に粘土や酸化鉄を多く含んでいるため、タンニンが豊富なしっかりとした骨格のスパイシーでパワフルなワインになります。ジュヴレ・シャンベルタンのワインは何と言っても濃厚かつ男性的な力強い味わいが魅力。しっかりとした酸に豊富なミネラルとタンニンが長期熟成にも耐えるワインを造り、若いうちは渋みが強く感じられますが、熟成するとビロードのようななめらかな口当たりを生みます。かの英雄ナポレオンはロシア遠征にまでシャンベルタンを運ばせたという逸話も有名で、ナポレオンが愛したワインということもあり、「ブルゴーニュの王、王のワイン」と呼ばれ、確固たる地位を築いています。
2017
2017年はブルゴーニュ独走の
グレートヴィンテージ
2017年は、ブルゴーニュ生産者が声をそろえて「素晴らしい」と称えるヴィンテージ。夏が始まるまでは暑さと寒さが繰り返す気温の変化に悩まされましたが、生産者たちは経験と技術によって対抗し悪環境を乗り越えました。夏には一転し、ブドウにとって完璧な天候が訪れ、ブドウの生育が早く進み、収穫までその状態は保たれました。
2017年はフランス全土でブドウの収量が減少したと報じられましたが、ブルゴーニュのみ収穫量アップを記録。みずみずしくも熟度の高い、素晴らしいヴィンテージです。
ドメーヌ・ピエール・ダモワ
フランスのブルゴーニュ地方にあるトップ生産者の一人、ドメーヌ・ピエール・ダモワ(Domaine Pierre Damoy)。ドメーヌは1930年代にジュリアン・ダモワ氏によりジュヴレ・シャンベルタンを本拠地とし創業され、1992年からピエール・ダモワが4代目として引き継いでいます。所有する畑はグラン・クリュ(特級畑)であるシャンベルタン・クロ・ド・ベーズやシャペル・シャンベルタンといった自社畑を所有し、特に、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズにおいては畑の3分の1以上を所有している、名門ドメーヌの中でも一線を画す偉大なドメーヌです。この畑は90年以上の古木もあり、ワインは非常に凝縮感とパワーを兼備した、ブルゴーニュ地方でも最高峰のワインの一つとされています。 樽熟成において、主にフランソワ・フレールの樽(ブルゴーニュでは最も知名度がある高品質樽メーカー、ロマネ・コンティでも使用されている)、一部はベルトミューやエルミタージュから供給されています。
ピエール・ダモワは、持続可能な農業を重視し、収穫時期や醸造過程において非常に細心の注意を払っています。ワイン造りは、伝統的な手法と現代的な感覚を組み合わせたもので、果実味とフィネス(繊細さ)を大切にしつつ、樽熟成による過剰な風味を避けるようにしています。ドメーヌ・ピエール・ダモワのワインは、その力強さと深い味わいが魅力で、特に長期熟成に耐えうるポテンシャルの高さを秘めています。
■テイスティングコメント
ジュヴレ・シャンベルタンの伝統的な力強さと、繊細さを兼ね備えたワイン 。ピエール・ダモワの所有するCorv?es(コルヴェ)とCroix des Champs(クロワ・デ・シャン)のブドウを使用しています。石灰質と粘土質の混合土壌が特徴で、ブドウにミネラル感と複雑な風味を与えます。ワインは手摘みで収穫され、丁寧に選別された後、ステンレスタンクで発酵されます。その後、フレンチオーク樽で熟成し、豊かな果実味としっかりとしたタンニンを備えたワインに仕上がります。 香りには旨味のある赤や黒い果実、土、そしてバラの花びらが感じられます。口に含むと、赤と黒のベリーが広がり、洗練された口当たりと繊細なタンニンが特徴です。強いインパクトのある、長い余韻が続きます。
ワイン名(原語) | ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィラージュ (GEVREY CHAMBERTIN VILLAGES) |
生産者(原語) | ドメーヌ・ピエール・ダモワ (DOMAINE PIERRE DAMOY) |
原産国・地域 | フランス・ブルゴーニュ |
原産地呼称 | ジュヴレ・シャンベルタン |
ヴィンテージ | 2017年 |
ぶどう品種(栽培比率) | ピノ・ノワール100% |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
特徴 | ブドウ(30%は房ごと)は、風味を優しく抽出するために低温浸漬され、その後、小さな開放タンクで発酵が行われます。 発酵中は手作業でのパンチダウン(ピジャージュ)が行われます。 一部のワインには、タンニンを柔らかくし、ブドウ品種の複雑さを引き出すために、スキンコンタクト(キュヴェゾン)の期間を延長します。 ワインは、14?18か月間澱と共に熟成される間、ほとんど澱引澱引きることはなく、瓶詰め前には清澄やフィルタリングが行われません。 ワインは14~18か月熟成され、30~50パーセントが新樽で熟成されます。 受賞歴: ジャスパー・モリス MW: 90点 |