ボルドーに例えると、シャトー.ムートン・ロートシルトの果実の凝縮感としなやかさ
19世紀の古地図に登場する「エデン」は歴史的な地名からセント・エデンと命名。オークヴィル・クロスロードとシルバラード・トレイルが交差する北の岩だらけの円丘にあり、赤土の火山性土壌。初ヴィンテージは2001年。贅沢な甘美さとクレーム・ド・カシス、ダーク・チョコレートと焦がしたハーブの香り、口中でミネラルが広がり細かいタンニンと瑞々しさが一体となる。
“セント・エデン/ St. Eden”
「エデン」は19世紀の古地図に登場する歴史的な地名で、セント・エデンと命名。
初ヴィンテージは2001年。セント・エデンはいつも味わいの中心に、 クレーム・ド・カシスのようなふくよかな核が存在し、ダーク・チョコレートの香ばしさと、鉄分主体のミネラル感、きめ細かいタンニン、生き生きとした果実の凝縮感がある。
ヴィンテージ情報
雨の降らない暖かな冬と冷え込んだ春の始まりは、セント・エデンの果実の輝きをさらに増したようだ。2020年は、この畑の特徴的な個性と魅力はそのままに、その印象は曲線的というよりも骨太で、その味わいは華やかさよりも土地の個性を反映している。
テイスティング・コメント
香りを取るとラベンダーと野生のハーブの香りに満ちた風景が目の前に広がってくる。熟した黒い果実が全体を支え、味わいには重さと堅固さがある。タンニンは洗練され、ほぼ球体の様。古典的な大理石の彫刻の曲線のように全体が一体となり、がっしりとした骨格と魅惑的で滑らかなのど越しに心地よい緊張感を生み出している。
ボルドーに例えると、シャトー・ムートン・ロートシルトの果実の凝縮感としなやかさ
ジェームス・サックリンのコメント
青い果実、インク、プラム、チョコレートの香が印象的。フルボディだが非常に力強い骨格があり、土っぽさを思わせるタンニンの層が幾重にも口の中に広がり、なめらかな口当たりとインパクトのある後味が長く持続する。果実味と骨格のしっかりとした核を持つ。4~6年後の熟成が楽しみ。
98P James Suckling dated March 2023 by James Suckling
畑情報
セント・エデンの畑は4.45ヘクタール、標高4~57m、ヴァレー・フロアにあり、なだらかな北向き斜面。
鉄分が多く含まれる破砕火山岩の多い赤い土壌はヴォカ山脈からの太古の地すべりによって形成された。
オークヴィル・クロスロードとシルバラード・トレイルが交わる北に位置する岩だらけの円丘にある美しい畑。
ヴィンテージ: 2020年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: オークヴィル
備考: 98P James Suckling March 2023 by James Suckling
ワインメーカー: コーリー・エンプティング/ Cory Empting
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.5%
JAN: 無し