ボルドーに例えると、シャトー.ムートン・ロートシルトの果実の凝縮感としなやかさ
19世紀の古地図に登場する「エデン」は歴史的な地名からセント・エデンと命名。オークヴィル・クロスロードとシルバラード・トレイルが交差する北の岩だらけの円丘にあり、赤土の火山性土壌。初ヴィンテージは2001年。贅沢な甘美さとクレーム・ド・カシス、ダーク・チョコレートと焦がしたハーブの香り、口中でミネラルが広がり細かいタンニンと瑞々しさが一体となる。
“セント・エデン/ St. Eden”
「エデン」は19世紀の古地図に登場する歴史的な地名で、セント・エデンと命名。
初ヴィンテージは2001年。セント・エデンはいつも味わいの中心に、 クレーム・ド・カシスのようなふくよかな核が存在し、ダーク・チョコレートの香ばしさと、鉄分主体のミネラル感、きめ細かいタンニン、生き生きとした果実の凝縮感がある。
ヴィンテージ情報
2019年は冬から春の多雨と涼しい春の気候から芽吹きが遅れ、北向きの斜面であることから他の4つの畑より開花が一番遅かった。
その後の生育も順調ながら遅れ気味に進み、9月中旬に始まった収穫は3週間に渡って12回に分かれ、10月9日に終了した。
2019年ナパ・ヴァレー全体的には豊作だったが、セント・エデンではその逆で収量は通年より低く、結果として魅力的で凝縮した果実となった。
テイスティング・コメント
一口目は爽やかなミネラル感から始まり、急カーブを描くように、濃密な魅惑の奥底へ誘い込む。
特徴的なダークベリーと新鮮なハーブのアロマが口中に広がりうっとりと魅了される。
口当たりはきめ細かくシルクの様で、鉄分を含む土壌から赤身の肉のニュアンスと根底に流れるしっかりとした酸がワインの骨格を引き締める。
ボルドーに例えると、シャトー.ムートン・ロートシルトの果実の凝縮感としなやかさ
98P Wine Advocate April, 2023 by Joe Czerwinski
畑情報
セント・エデンの畑は4.45ヘクタール、標高4~57m、ヴァレー・フロアにあり、なだらかな北向き斜面。
鉄分が多く含まれる破砕火山岩の多い赤い土壌はヴォカ山脈からの太古の地すべりによって形成された。
オークヴィル・クロスロードとシルバラード・トレイルが交わる北に位置する岩だらけの円丘にある美しい畑。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
備考: 98P Wine Advocate April, 2023 by Joe Czerwinski
ワインメーカー: コーリー・エンプティング/ Cory Empting
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.5%
JAN: 無し