ボルドーに例えるとペサック・レオニャンのグラーブ(小石のある川床)、シャトー・オー・ブリオンの薫り高さと品格
ワイン名はドイツ語で「純粋な源」という言葉に由来。ナパ・ヴァレーの中心を見下ろすセント・ヘレナの東の丘陵にあり、火山活動で発生したトゥーファと呼ばれる火山灰が固まった礫や小石が混ざる古い河床が隆起した土壌。2006年がファースト・ヴィンテージ。毎年必ず特徴的な潮風、オレンジの花、砕石のアロマが現れ、リッチながら空気感のあるワインに仕上がる。鮮やかなフランボワーズと砕石を思わせるミネラル感が旨味と共に透明感のある球体のよう。
“クェラ/ Quella”
2006年が初ヴィンテージ。
名前はドイツ語で「純粋な源」という言葉に由来。1990年代に植樹。
5つの畑の中で一番早く葡萄が熟し、その特徴は潮風、オレンジの花、砕石のアロマ、ハーブのニュアンスが表れる。
ヴィンテージ情報
2019年は今までに無い程芽吹きは遅く4月17日に始まった。
この古代の川床が隆起した多孔質土壌は、春の豊富な雨を表土に吸収し、葡萄の樹は生育期の大半を水枯渇のストレスなく成長し、均一に成熟した。
収穫は9月19日に始まり、10月1日に終了した。
通常は多くのキュヴェを別々に発酵するが、2019年は5つのキュヴェだけとなりコンパクトで均一な収穫となった。
テイスティング・コメント
特徴である鮮やかで生き生きとした青系ベリーが涼しげな香り放ち、まるで穏やかで陰影がある水の流れを思わせる清涼感が感じられる。
一口目の味わいは軽やかさを示すが、複雑な奥行きを見せ、果実はしっかりと凝縮し、統制の取れたデリケートなタンニンは広く長く口中に拡散していく。
継ぎ目がなく調和のとれた余韻が長く続き、心地よい塩味が溶け込んでいる。
ボルドーに例えるとペサック・レオニャンのグラーブ(小石のある川床)、Ch.オー・ブリオンの薫り高さと品格
畑情報
クェラの畑は3.6ヘクタール、標高132~181m、南西向き急斜面、この地域に最後にあった火山活動で発生したトゥーファと呼ばれる火山灰が固まった礫や、小石が混ざる古い河床が隆起した土壌。
ナパ・ヴァレーの中心を見下ろすセント・ヘレナの東の丘陵にある。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
備考: 95P Wine Advocate April, 2023 by Joe Czerwinski
ワインメーカー: コーリー・エンプティング/ Cory Empting
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.5%
JAN: 無し