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Matthiasson Family Vineyard

Matthiasson Tendu Cortese Skin Ferment Clarksburg 2021

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気軽に飲めて体に優しいワインとしてデビューしたマサイアソンのテーブルワイン。

2021 年は素晴らしいワインを生みだしました。

ある程度ブドウにストレスがかかる方が、素晴らしいワインに仕上がるとよく言われます。

もちろんそれは事実で、2021 年の干ばつもまさしくそれでした。

ワインはフレッシュでいきいきとしていながらも、素晴らしい深みを兼ね備えています。

タンデュはいきいきとして快活でありながらも本格的な味わいのワインですが、2021 年は今まで以上のヴィンテージでした。

収量は低く、果実は小さめで凝縮された風味があり、乾燥していたものの気温は穏やかでした。

そのためデリケートなアロマとしっかりとした酸が、力強い風味とのバランスをとっています。

飲み心地が優しくすっきりとしていて、食事に合わせやすく会話の進むワインです。

アルコール度数は低めですが、以前のヴィンテージよりもよりしっかりとした風味のあるワインに仕上がっています。

2020 年のヴィンテージと同じく、オーガニック栽培されたブドウのみを使用しています。

このコルテーゼは、深さのある粘土質ロームの土壌のロスト・スロウ・ヴィンヤードで栽培されています。

クラークスバーグAVA で最南端に位置するこの畑は、歴史的な中国系移民の移住地として知られるロックの町の近くにあり、夏の夜間の気温が下がるため、ブドウにしっかりと酸が残るのです。

ブドウを除梗し、果皮と共に発酵させ、2週間ほどマセレーションします。

圧搾した後、樽内で自然発生のマロラクティック発酵をさせることで、無濾過・無清澄で瓶詰めできるようにしました。

SO2 無添加です。

オーナー醸造家のスティーヴ・マサイアソンはナパ・ヴァレー屈指のヴィンヤード・コンサルタントです。

彼のクライアントにはアイズリー、シャペレ、スポッツウッド等があり、バランスの取れたブドウ造りに定評があります。

マサイアソンは完全家族経営の小さなワイナリーです。

スティーヴが造る白ワインはイタリア・フリウリ地方のワインがモデルで、赤ワインはボルドー・スタイルが中心です。

畑(現場)出身の現場主義であり、畑の作業は可能な限り全て自分で行います。

そして、スティーヴはワインの味わいを決定する重要な要素である収穫時期を通常より 3 ~ 4 週間早めることを好み、カリフォルニアワイン業界全体を驚かせています。

2014 年には、アメリカの有力紙サンフランシスコ・クロニクルの「Winemaker of the Year」に選ばれ、今後の活躍が期待される敏腕若手醸造家です。

スティーヴ・マサイアソンにとって、ワインを造るという事は、畑仕事の延長にしか過ぎません。

マサイアソンで使われるブドウはナパ・ヴァレーとソノマ・ヴァレーの畑から収穫され、どれもスティーヴ本人が生育期を通して栽培を管理する畑です。

スティーヴはブドウ品種が本来持つ個性や香りをワインにそのまま反映させるスペシャリストです。

彼は、どこにでもあるようなシャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンはもとより、リボッラ・ジャッラやレフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソのような、普段ナパ・ヴァレーでは、あまり見かけない品種も得意とします。

どんな品種であっても、彼の仕事は、ただひたすらそのブドウが育つ土壌と品種の個性をワインに反映させることです。

マサイアソンのワインの特徴は、お食事に合わせる事を前提とした爽快感と、通常のカリフォルニアワインよりも低めのアルコール度数です。

畑それぞれに適した栽培農法を用いることによって凝縮感のあるブドウを育て、醸造家としての自己顕示欲を極力抑え、ブドウの個性を尊重することによりアロマティックな香りに包まれたバランスの良いワインを造ることが可能になります。

カリフォルニアにおいて優れたバランスを持つシャルドネとピノ・ノワールを探求する組織として一世を風靡した「In Pursuit of Balance (IPOB)」の元メンバーであり、ヨーロッパを思わせるエレガントで鮮やかなワインを造ることに定評があります。