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ドメーヌ・デュ・セリエ・オ・モワンヌのオーナー、フィリップ・パスカルと彼の右腕である醸造家ギョーム・マルコによる新たなプロジェクトが始まりました。クリュ・ボジョレーでのワイン造りの構想は2011年から温められていましたが、フィリップは2020年に理想的なエリアをジュリエナでようやく見つけ、3つの所有者から計5haの畑を引き継ぎました。ジュリエナはクリュのなかでも最も北に位置することで知られ、モン・ブセイという名称はリューディーの名前に由来し、現在では10haの畑を所有しています。購入後、畑にあった樹はすべて抜き、粒の小さい実を付けるガメイ・ファンへの植え替えを行い、オーガニックへの転換が進められました。土壌は粘土質ではなく砂質であるため、雨水や表土が流れ落ちないよう細心の注意を払い、適切な対策が施されています。畑の管理は、ドメーヌ・ド・ペルドリをオーガニック転換させたベンジャミン・ルセが担当。ビオディナミ農法を駆使してテロワールを忠実に表現したワイン造りを行っています。土壌には青みがかった花崗岩も見られ、少し掘るとピンク色の花崗岩が顔を出します。ここから生まれるワインには、風味豊かでジューシーなエキスが感じられ、長い余韻が続きます。ジヴリと同じように、全房発酵、ソフトな抽出、長い樽熟成によりワインにはエレガンスが漂います。初ヴィンテージとなる2021年は、ジェームズ・サックリングから91点という高評価を受け、注目を集めました。2024年ヴィンテージからはオーガニック認証を取得する予定で、着実に進化を遂げています。