ロシアン・リヴァー・ヴァレーのトップクラスの畑をブレンドした、豊かさ、純粋さ、優雅さを兼ね備えたスタンダード・キュヴェ。
ロキオリやアレン・ヴィンヤードからは素晴らしい凝縮感と骨格を、オリヴェット・レーンからは爽やかな柑橘のトーンと酸味が与えられる。
ハニーデューメロンや熟したレモンの香り、ネクタリンやライムの皮、ジンジャー、レモンカスタードの風味が豊かに重なり合い続く。
1982年、創設者のギャリー・ファレルがまだロシアン・リヴァー・ヴァレーがAVAとして制定されていなかった時代、ブドウ畑もわずかしかない中ロキオリ・ヴィンヤードで栽培されたブドウからピノ・ノワールを初めて造り始め、ギャリー・ファレルはスタートする。
リッチで芳醇なスタイルのピノ・ノワールとシャルドネで人気を博し、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのパイオニア的存在のワイナリーとして成長。
ギャリー・ファレル氏の引退後はキスラーやデュレル・ヴィンヤーズなど一流ワイナリーや著名畑を所有するビル・プライス氏がオーナーを引き継ぎ、2012年ブルゴーニュのドメーヌ・ド・モンティーユで伝統的な造りを学び、ナパのジョセフ・フェルプスやソノマのフリーストーンで経験を重ねたテレサ・ヘレディアが醸造長として抜擢される。
現在は、ロバート・モンダヴィで経験を重ね2005年にギャリー・ファレルに入社し彼の下でセラー・マスターとしてワイナリーを支え続けたブレント・マッコイがヘッド・ワインメーカーを務める。
前任のテレサ・ヘレディアは「鋭い味覚、幅広いワイン造りの経験、ワイン造りに関する深い知識を持っている」とブレントの情熱や組織能力、新しい技術に対する寛容さを絶賛している。
現在はロシアン・リヴァー・ヴァレーの6つのAVAのワインを中心に、ソノマ・ヴァレー、フォート・ロス・シーヴュー、ペタルマ・ギャップ、ドライ・クリーク・ヴァレーなどソノマの銘醸地の他、サンタ・リタ・ヒルズのワインを生産し高い評価を得る。
新体制となったギャリー・ファレルの更なる躍進に目が離せない。