複雑なセイボリーの味わいと赤やオレンジの果物のニュアンス。一口飲むと癖になる美味しさ。
マリン郡にある二つの有機栽培農園ケンドリックおよびコーダのピノ・ノワールを使用。
寒さ、病気、浅い土壌、水不足など、すべてがこの地でのブドウ栽培に不利に働くため、マリン郡でのブドウ栽培は気の弱い人には向かない。
収穫後、ブドウはホールクラスターのまま圧搾され、1~2日間落ち着かせ、果汁をクリアにすることで、ワインの純粋さと集中力を保つ。
その後樽の中で60~70度で3週間、自生酵母で発酵させた。発酵時にできた澱はワインと一緒に樽の中で12ヶ月間保管された。
12ヶ月間、SO2を添加せず、自然なマロラクティック発酵を完了。ワインは新鮮な酵母と少量の糖分で瓶詰めされ、瓶内熟成の17ヶ月間、酵母は糖分を消費し、沈殿物を取り除き、少量の砂糖を加え軽くドサージュした後、自然な若さとフレッシュさを保つため、ボトルに再び蓋をした。
複雑なセイボリーのフレーバーとクリーミーな口当たり。チャーミングな赤やオレンジ色の果実味は次のグラスを誘う。
カリフォルニア大学デイヴィス校で出会った後、ダンとジャクリーン・パーソン(Dan&JacquelinePerson)は世界中を旅しながら働き、カリフォルニアでも様々なワイナリーで経験を積みました。この経験はワイン造りに対する2人の視点に影響を与えます。ダンはシュラムスバーグ・ヴィンヤードで3年間働き、カリフォルニアのブドウから伝統的なスパークリングワイン造りを経験したことから、カリフォルニアのスパークリングワインに新しい解釈が必要だと考えました。
「ブルゴーニュでボルドーを造ろうとする人はいない。気候も土壌も違うし、根本的にテロワールも違う......だから私は、単にシャンパーニュの模倣ではなく、カリフォルニアで何ができるかを証明するために始めたんです。例えば木の外側の果実は太陽の光を浴び、しっかりと熟すから果実の風味がとても強いでしょう。一方内側であまり日の当たらない木陰の果実はまだ硬く熟していない。一緒に味を比べてみれば、その違いが明らかにわかるはずです。ならばテロワールの全く異なるシャンパーニュ地方のスパークリングでなく、たっぷりとした太陽の光を浴びるカリフォルニアならではのスパークリングこそが、この土地とブドウを反映した“モダン・スパークリング”だと確信したのです。」
フラッグシップのアルバリーニョはサクラメント・デルタに位置するリッチで深い土壌の畑のブドウを使います。カベルネ栽培には向きませんが、アルバリーニョは樹勢が強いのでこの土地に向いているため、生き生きとした酸味とフレッシュな果実味を持つこの品種を使用しています。ブドウや畑の選定はカリフォルニア中の様々なテロワールのスティルワインを造ってきたジャクリーンが主導を取ります。
常に料理との相性を考えながらワインを造るため、ガス圧はシャンパンより少し低め、そしてエチケットのデザインは新鮮な魚介類とのペアリングに主眼を置き生み出されました。
自分たちならでは、カリフォルニアならではのスパークリング造りは彼らの崇高な追及です。
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