縁がルビー色をした深いガーネット色のこのピノ・ノワールには、はっきりとした果物のジャム、コーヒー、そしてオークの心地よい香りがあります。
このワインの複雑味は、カリフォルニア有数のワイン産地で育ったブドウの育ちの良さから来ています。
メイオミのピノ・ノワールには、唯一無二の緻密な熟成過程のおかげで、通常のピノ・ノワールにはなかなか見られないほどの骨格と深みが感じられます。
フレンチオーク樽で6 か月間熟成させたこのカリフォルニアの赤ワインは、みずみずしいイチゴのフレーバーと黒系ベリーや焙煎したコーヒーの香りが、味わいに複雑味と深みを与えています。
2021 年の生育期は、春と夏を通して比較的涼しい年でした。
収穫は通常より少し遅れて始まり、9 月第1 週頃から11 月第2 週目にかけて行われました。
最適~やや涼しめの気温が続き、通常より少し短期間での収穫となりました。
冷涼な気候と降雨量の不足のおかげで、白ブドウ、ロゼワインに使われる黒ブドウは自然な酸が保たれ、アロマティックでブドウ本来のフレーバーが十分に表現されました。
黒ブドウはゆっくりと完熟することが出来たため、黒系果実の特徴と、リッチで丸みのあるタンニンとなりました。
最終的には、カリフォルニアの良さを余すことなく表現した美しいワインが出来上がりました。
ワインに使われるブドウは最適な熟度で収穫され、濃い色調、ジャムのように凝縮されたでダークフルーツの特徴が感じられます。
発酵中はフレーバー、アロマ、ストラクチャー、色合いがバランスよく抽出されるように、パンチダウンとポンプオーバーの両方を施しました。
フレンチオーク100%で熟成することで、甘やかで樽由来の骨格のあるストラクチャー、豊かな果実味と熟したタンニンが継ぎ目なく交わっています。
カリフォルニアの沿岸地域に住んでいたアメリカン・インディアン原住民ワッポ族の言葉で「海岸・沿岸」を意味する「Meiomi」。
ピノ・ノワールだけでスタートしたMeiomi ブランドですが、2014 年にはWine & Sprits 誌の「バイザグラスNo.1 ブランド」に選ばれるなど、全米のレストランで大人気となりました。
また、2015 年にはWine Spectator 誌の年間トップ100 の20 位に選ばれ、また同年にはシャルドネもリリースされ、さらに人気に拍車がかかりました。
文字通り沿岸沿いの銘醸地であるソノマ、モントレー、サンタ・バーバラの各カウンティから、厳選されたブドウを使用し、カリフォルニアらしいふくよかなワインが造られています。