生産者名:POGGIO AL SOLE (ポッジョ・アル・ソレ)
原産地呼称:I.G.T. TOSCANA BIANCO
品種:サンジョヴェーゼ100%
醸造:除梗後圧搾しステンレスタンクにて発酵、MLFは行わず同容器内熟成。
JANコード:4582565770230
やや緑がかったほぼクリアな外観。レモンや青りんごの果実香、フレッシュなハーブの香り。ライムのような果実味とキレのあるフレッシュな酸が口内に広がる。柔らかいミネラル感と共に柑橘系果皮の程よい苦みが舌の上に残ります。スイスのワイナリーに三男として生まれたジョヴァンニ・ダヴァズ氏が、1990年よりキャンティ・エリアのタヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサでスタートしたワイナリーです。1994年まではMr.サンジョヴェーゼ‘フランコ・ベルナベイ’の助言を受けておりましたが、その後は畑仕事から醸造に至るまで全ての作業を一人で行っております。この地域は良質なキャンティの畑に見られるガレストロ土壌で、水はけが大変よくワインにはミネラルが多く感じられます。
今やポッジョ・アル・ソレはタヴァルネッレ・ヴァル・ディ・ペサを代表する生産者と言っても過言ではありません。しかし開業当初は「スイス人の若造」という理由だけで苦労もありました。豊作だった1995年ヴィンテージで既に世間を驚かせるのに十分な品質の傑作を生み出しながらも、既存の有名銘柄が過去を塗り替える程の品質を世に送り出した為に、陰に隠れてしまう結果に終わってしまいました。
そして開業から8年後、看板ワイン「キャンティ・クラッシコ・カサシリア‘97」が98年版ガンベロ・ロッソにて最高賞3ビッキエーリを獲得します。その後はIgtワイン「セラセルヴァ」がヴェロネッリ誌の1999~2001年度版にて3年度連続で3ツ星を取り続け、スーペル・トレ・ステッレ(青3ツ星★★★)に輝くなどキャンティ・クラッシコの秀逸な生産者として認められるまでになりました。
[参考:2011年度ガンベロ・ロッソより]
ガンベロ・ロッソの2011年版より、スタンダードラインのキャンティ・クラッシコ(2008ヴィンテージ)が見事最高評価トレビッキエーリを獲得しました。掲載された紹介文では『脱帽!』と絶賛! また『他のワインもとても美味しい』と絶賛されております。
2014年版エスプレッソより
90年代にカサシリア、特に1995ヴィンテージで注目されたワイナリー。ジョヴァンニ・タヴァスの経験の深さや仕事に対する情熱は、今後も成功していく保証となる。
2014年版ビベンダより
ポッジョ・アル・ソレは安定しているワイナリーで、クオリティーがいつも高い。カサシリア2010は味わい深く、サクランボやベリー系、タバコ、甘いスパイスの複雑なブーケ。タンニンが綺麗に溶け込み、フレッシュな余韻が長く続く。テロワールを綺麗に表現している。