ブレイキング グラウンド シャルドネについてブレイキング・グラウンド・シャルドネの核心にあるのは、私たちの裏庭とも言える畑、そしてそこに広がる素晴らしい恵みを探求することです。
私たちはいつも、この地域に存在する3つの主要な土壌―海洋性堆積土壌、火山性玄武岩土壌、そして風によって運ばれた黄土(レス)―で育てられたブドウを必ず含めるようにしています。
これらそれぞれの土壌は、最終的なワインに独自の個性を与えてくれます。
セラーでの私たちの年ごとの使命は、こうした個性的な要素をひとつに絵まにまとめ上げ、シュヘイラム・マウンテンズの一角を最もよく表現する調和のとれた1本のワインとして仕上げることです。
ベルガモットオレンジ、白桃、レモンタイムの素晴らしい香りがグラスの中で迎えてくれます。
香りの相互作用はとても魅力的で、次にどんな香りがやってくるのか、何度もリピートしてしまうほど。
ワインにはテクスチャーと豊かさがあり、冷涼な気候を反映した引き締まった骨格の中にあります。
このワインのフィニッシュは長く滑らか、このワインが飲み終わったら、またお知らせしましょう。
このワインに使用されるブドウは、シュヘイラム・マウンテンズAVAにある私たちのお気に入りのヒルサイドの畑から選ばれています。
このワインに含まれる畑は5つで、AVAにある3つの主要な土壌タイプすべてを表しています。
ブドウは手摘みで収穫され、優しく全房プレスされた後、澱引きと発酵開始前に短時間寝かせておきました。
発酵の初期にワインはフレンチオーク樽に移され、そこで発酵が完了、全てのワインは100%マロラクティック発酵を経ています。
ワインは発酵後、フレンチオーク樽(228Lのバリックと500Lのパンチョン、新樽比率35%)で12ヶ月間熟成され、瓶詰め前にステンレスタンクでさらに5ヶ月間熟成されました。
アデルスハイムは、「未知のワイン産地で世界に通用するワインを造る」という大きな夢と楽観的な精神から、1971年にウィラメット・ヴァレー北部のシュヘイラム・マウンテンズに設立されました。
創設者デイヴィッド・アデルスハイムは、当時まだほとんど知られていなかったこの地の冷涼な気候、多様な土壌と標高、そして土地の持つ可能性に惹かれ、ピノ・ノワールとシャルドネに特化した高品質なワイン造りを始めました。
AVA制度の確立、クローン選定、シャルドネ再評価の牽引、業界教育イベントの創設など、オレゴンワインの品質向上と国際的評価の確立において極めて重要な役割を果たし、現在もこの地域、そしてオレゴンワイン産業の発展のため精力的に活動しています。
デイヴィッドはワイン造りからは引退しましたが、その哲学は次世代に継承され、「次の50年」に向けて、ワインの品質、サステナビリティ、顧客体験、土地の個性、そして人を重んじる文化という5つの柱を軸にアデルスハイムは歩みを続けています。
LIVE認証を取得し、Wine & Spirits誌のトップ100に7度選出されるなど、品質と理念の両面で高く評価されており、地域とともに成長し続ける、オレゴンを象徴する造り手です。