ボルドーに例えると左岸、Ch.ラトゥールの力強さと複雑さを持つ。
ラテン語で「とてもたくさん」の意味を様々な要素を持つこのワイン名とした。スプリング・マウンテンの壮大なスロープにある火山性岩盤の急斜面の畑。初ヴィンテージは2003年。高い標高と西日が当たらない北東向き斜面から山カベ特有の力強いタンニンとスパイス、土のニュアンスが現れる。黒系果実が口中を跳ね回るような活力があり、口中をコーティングする切れ目のないソフト舌ざわりから、芯に力強さを秘めた堅固なタンニン広がり長い余韻へと導いていく。
“プルリバス/ Pluribus”
名前はラテン語の「とてもたくさん」という意味からとられ、太陽、土壌、気候、ワイン作りに携わりワインを進化させるチーム・メンバーと様々な要素を持つ素晴らしいワインであることを表現する為に命名。
初ヴィンテージは2003年。
収穫時に選果選別を厳正に行うことで、この小さな畑から最高品質の葡萄が生み出される。
高い標高と北東向斜面の畑から山カベ特有の力強いタンニンと樹脂(松脂)、スパイス、土壌のニュアンスが現れる。。
ヴィンテージ情報
標高が高く、人里離れた場所に位置しているため、年によって、他のキュヴェとは全く違う異端児のような味わいになることが多い。 2020年も例外ではなく、今までにこの畑のワインから連想されるようになった官能的な堅牢さが、魅力的で豊かなでまろやかな果実味が前面に出るという逆転を見せた。
テイスティング・コメント
香りはまず畑そのものの特徴を捉え、湿った常緑樹や土っぽさを思わせる。しかし、味わいの個性がすぐに主張し、想像力をグラスの中に引きずり込むように移り変わる香りの複合が印象的。豊かな果実味が口に広がり、タンニンの重厚さが長く持続する。フィニッシュは様々な香りがエコーのように響き渡る。
ボルドーに例えると左岸、Ch.ラトゥールの力強さと複雑さを持つ。
ジェームス・サックリンのコメント
砕けた石、カキ殻、セメントなどの硬質なミネラル感を感じ、そこにブルーベリーのニュアンスを纏う。フルボディ。筋肉質で力強いタンニンを持つが、口当たりは繊細でしなやか。非常に引き締まっている。セラーで熟成待つ楽しみを持つ1本。2028年以降に試してみたい。
98P James Suckling dated March 2023 by James Suckling
畑情報
プルリバスの畑は2.8ha、標高347-404m、針葉樹林に囲まれた北、東、北東向きの急斜面に分かれる。
火山灰堆積土壌。
ナパ・ヴァレーの北西スプリング・マウンテンの壮大なスロープに位置し、5つの畑の中で標高が一番高い為、収穫はいつもプルリバスが最後となる。
ヴィンテージ: 2020年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: スプリング・マウンテン・ディストリクト
備考: 98P James Suckling March 2023 by James Suckling
ワインメーカー: コーリー・エンプティング/ Cory Empting
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.5%
JAN: 無し