ドメーヌ・パラン
Domaine Parentは、17世紀の初めに設立。現在は、8代目のアンヌ・フランソワーズ・パラン(Anne-Fran?oise Parent)とカトリーヌ・パラン(Catherine Parent)の姉妹が引き継いでいます。パラン家は、フランス革命後のブルゴーニュにおいて重要な役割を果たし、ワインの輸出などで大きな成功を収めました。また、アンヌ・フランソワーズは、アンヌは「Femmes et Vins de Bourgogne」というブルゴーニュの女性生産者協会の会長も努め、ブルゴーニュにおける女性ワイン醸造家のパイオニアの一人とされています。
造るワインは伝統的なブルゴーニュスタイルで、特にピノ・ノワールの品種に注力し、繊細で複雑な香りと味わいが特徴です。醸造では、天然酵母を用いた発酵を重視しており、オーク樽での熟成も行われますが、オークの使用はワインの特徴を引き立たせるために控えめに使用。ワインは、エレガントでありながらもしっかりとした構造を持ち、長期熟成に耐えうるポテンシャルを持っています。
ドメーヌでは、ビオディナミ農法や有機農法を実践。環境に優しい持続可能なワイン造りを目指し、農薬や化学肥料の使用を極力避け、畑に自生する草や昆虫との共存を大切にしています。また、収穫はすべて手作業で行われ、選別も厳密に行われています。これにより、ブドウ本来の品質を最大限に引き出すことが可能となっています。畑は主にポマール村を中心に位置しており、他にもヴォルネイやエシェゾーなどの著名な畑も所有しています。特にポマールの一級畑(Premier Cru)は、しっかりとしたタンニンと深い味わいが特徴で、ドメーヌの象徴的なワインの一つです。彼らの畑は、粘土石灰質土壌が多く、これがピノ・ノワールの成長に非常に適しています。 また、1974年にはネゴシアンブランド「Jacques Parent (ジャック・パラン)」を設立。ドメーヌ・パランが所有していないブドウを購入しアンヌ・パランが醸造に関わっています。ドメーヌ・パランのワインに加え、ブルゴーニュの異なる地域の土壌の性質や気候条件に細心の注意を払い、テロワール(地域性)を最大限に表現するワイン造りを行っています。
■テイスティングコメント
シャン・フリオは、ヴォルネイに隣接するプルミエ・クリュ。モンテリーの中でも特に評価の高いプルミエ・クリュの一つであり、その品質は多くのワイン愛好者に支持されています。モンテリー村の中でも特にエレガントなスタイルが特徴。シャン・フリオの土壌は、粘土石灰質が主体で、石灰岩が豊富に含まれています。この土壌は、ブドウにミネラル感と骨格を与えるとともに、水はけが良く、ブドウの根が深くまで伸びてミネラルを吸収しやすくします。これにより、ワインには複雑で繊細な風味が生まれます。
2016年ヴィンテージは、タンニンのバランスが非常に良く、ミネラル感が豊かで、ブルゴーニュの典型的なエレガントでフィネスに富んだワインです。特にプルミエ・クリュやグラン・クリュのワインは、今後さらに評価が高まる可能性があり、長期熟成に向いていると評価されています。
ワイン名(原語) | モンテリー・プルミエ・クリュ・シャン・フリオ (MONTHELIE PREMIER CRU CHAMPS FULLIOT) |
生産者(原語) | ジャック・パラン (JACQUES PARENT) |
原産国・地域 | フランス・ブルゴーニュ |
原産地呼称 | コート・ド・ボーヌ/モンテリー |
ヴィンテージ | 2016年 |
ぶどう品種(栽培比率) | ピノ・ノワール100% |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |