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Sebastiani Vineyards & Winery

Sebastiani Merlot North Coast 2018

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2018 年のノース・コーストのメルロは、サクランボ、クリーミーなバニラ、そしてシナモンスティックの香りがまず感じられます。味わいはミディアムボディで、赤系と黒系果実の風味、チェリー味のコーラ、焼き菓子に使うスパイスなどの酸と風味がきれいに溶け込んでいます。柔らかいベルベットのようなタンニンとトーストしたオーク樽の香りが、まろやかなフィニッシュへと導きます。2018 年の生育期は、例年まれにみる穏やかでスムーズな年でした。春の温暖な気候がほぼすべての品種の果実の付きを良くし、一年を通じて穏やかだった天候が理想的な生育状況をもたらしました。目立った熱波もなく、その結果長いハングタイムをもたらしました。収穫期間は9 月20 日から10 月25 日までと極めて長く、複雑な風味と最高の品質を持つブドウに成熟しました。畑: このノース・コースト メルロは、レイク・カウンティとソノマ・カウンティの最高の自社畑で収穫されたブドウを使用して造っています。大部分は、レイク・カウンティの山沿いに位置する石が多い火山性の畑で取れたもので、ストラクチャーがしっかりしていて凝縮感のあるワインになるのが特徴です。除梗後に破砕して2 日間低温浸漬させ、温度を上げてアルコール発酵させました。発酵後に圧搾し一度静置させ、フランス産とハンガリー産のオー

ク樽とステンレスタンクに移してマロラクティック発酵熟成させ、濾過してから瓶詰めしました。バランスの取れた香りと風味のため、少量のプティット・シラーとカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドしてあります。セバスチャーニ・ヴィンヤーズの歴史は 1825 年にさかのぼります。その年地元ネイティブ・アメリカンのアシストによりサンフランシスコ、ソラーノの近くにフランシスコ教会の伝道師達が初めてのワイン畑を造り、そして結果これらの畑はカリフォルニア北部の一番古い畑の一つとなりました。創立者のサミュエル・セバスチャーニは 1895 年にアメリカへ移住、イタリア、トスカーナ地方でワイン生産経験があり、1904 年この畑は彼の手に渡りました。ソノマ地区にある丘陵など山々の採石場からの石運びをし、サミュエルは十分なお金を貯める事が出来ました。この石というのはサンフランシスコの歩道の基盤となり今でも残っています。アメリカに移住する前に学んだ巧みで高度な技術を用い、良質なソノマのワイン造りに着手します。1944 年のサミュエルの死後すぐに、彼の息子オーガスト・セバスチャーニと彼の妻シルヴィアが父の意志をしっかりと受け継ぎ、ワイナリーの生産量を100倍に増加、独創的な発想をもとに、人気のマグナムなどの価格付けなどプレミアムヴァラエタルワインを使って成功へ導きました。"Nouveau"ガメイ、ボジョレーなどをアメリカに紹介、"Eye of the Swan" と呼ばれピノ・ノワール・ブランとして知られているブラッシュ・ワインも造りました。このワインの色はオーストラリアのブラック・スワン(黒鳥)の目の色、ピンク色を思い出させるのでした。そして全ての試みや努力の結果、オーガストはすぐにアメリカの最も熟練された革新的ワインメーカーの一人として名声を得ることに。この有名なワイン醸造ファミリーの 3 代目マリー・アンはセバスチャーニ・クネオの代表、チーフ・エグゼクティブ・オフィサーとしてリーダーシップ的先導する役割を果たし続けています。今日、マリー・アンの関心事は待望の 2 年プロジェクトで、1903 年創立当時のオリジナルなワイナリーを復元、またそれに向けての改良への取り組みにあります。伝統ある葡萄品種全てはソノマで元気に育っています。しかし気候、土壌、標高、日照量、そして畑自身の力全てにおいて、それぞれの品種にとってカウンティの中で理想的な場所があるようです。100 年近くの葡萄栽培またソノマ・カウンティでのワイン造りを通して、模範として見せるに値する最高の葡萄だと深く感じています。