生産者名:OTTAVIANO LAMBRUSCHI (オッタヴィアーノ・ランブルスキ)
原産地呼称:D.O.C.COLLI DI LUNI
品種:ヴェルメンティーノ100%(9月上旬収穫)
標高:220m
仕立て:ギュヨー
醸造:ソフトプレス後、15-18℃にて発酵MLFは行わずステンレスタンクにて熟成。
JANコード:4582565762365
参考評価
ガンベロ・ロッソ…3ビッキエーリ(2009・2011・2016) 赤2ビッキエーリ(2017・2018・2020)
エスプレッソ…5ボッティリエ 18/20【リグーリア最高得点】(2009) 4ボッティリエ17/20点【Miglior Vermentino Ligure dell'anno(今年最も良かったリグーリアのヴェルメンティーノ)】(2014)
ビベンダ…最高賞5グラッポリ(2017)
黄金色がかった麦わら色。グレープフルーツやライムなどの柑橘系や完熟したトロピカルフルーツの香り。果実のボリューム感と共に、酸とミネラルのバランスが絶妙に取れておりクリーンかつピュアな味わいです。1970年代、大理石の石切工をしていた現オーナーオッタヴィアーノ・ランブルスキ氏が兄弟と共に始めた、リグーリアでも素晴らしいヴェルメンティーノが収穫できることで知られる、コッリ・デ・ルーニエリア内のコスタ・マリーナとイル・マッジョーレに畑を所有するワイナリーです。80年代には息子のファビオも加わり瓶詰めを始めます。
地元でもNo.1と言われる各畑の異なるテロワールの個性をワインへ表現しております。
栽培は、畝(葡萄の列と列の間)に草を交互に生やし葡萄の根が養分を求め地中深くまで伸びる様に競争させます。畑には常に風が吹き抜ける為、葡萄は乾燥しており衛生的に栽培を行う事が可能で、科学的な薬品などは使わずとも栽培を行う事が可能です。その為、薬品等を使う事は、まず滅多にありませんが必要に迫られる様な事があった時にだけに最低限使用します。
ワイナリーは常に整理整頓が行き届いておりオーナーの几帳面で厳格な性格が伺い知れます。
息子のファビオは『この土地のワインが好きだった父は石切の職人をやりながらもワイン造りをずっと夢みていました。職人を引退後の父からは、驚く程多くのアイディアが出てきて僕達を驚かせました。僕は農業学校を卒業して兵役を終えた後軍隊に進もうか悩みましたが、父の仕事を手伝う事を選択して正解でした』と語ります。
ファビオが『この道を選んで正解だった』と言う通り、このワイナリーは小さいながらも、ワイン造りに対する“情熱”、“向上心”、“献身的な態度”を強く感じます。
ガンベロ・ロッソ2012掲載
【掲載文章抜粋】
オッタヴィアーノ・ランブルスキはリグーリアのヴェルメンティーノの名人である。この品種のポテンシャルを強く信じ、サルティコラ、コスタマリーナに葡萄畑を作った。この5haの畑は素晴らしいテロワールで、現在息子のファビオとワイナリーを運営し、30年前には想像もしなかった成功をおさめている。コスタマリーナ、サルティコラ両方とも綺麗な酸味があり、クオリティに大きな違いはないが、今年はコスタマリーナの方が若干活き活きとしている。
2011年版エスプレッソ誌掲載
2011年版のエスプレッソ誌ではコスタ・マリーナ2009ヴィンテージがリグーリア最高得点18/20点を獲得しました。
【掲載文章抜粋】
このワイナリーのワインはいつもクオリティが高く、CollidiLuniで知らないものはいない造り手だ。今年はコスタ・マリーナのほうが輝いていた。
[エスプレッソ2008掲載文章抜粋]
サルティコーラとコスタ・マリーナのクリュの特性である、素晴らしい酸を表現する為にステンレスタンクでの醸造を行なっている。『イタリア国内で一番素晴らしい白ワイン』との評判も高い。清水のようにフレッシュで酸が高く、ミネラルの力強さや香りの複雑さがあり非常に魅力的。
ピエモンテの名手アンジェロ・ガイアがボルゲリで必ず飲むヴェルメンティーノ
ワイン王国51号の企画「日本の夏に飲みたいイタリア白ワイン70本」にオッタヴィアーノ・ランブルスキのコスタマリーナ2007が掲載されました。
[掲載文章抜粋]
「コッリ・ディ・ルーニー・ヴェルメンティーノ・コスタ・マリーナ」(生産者/オッタヴィアーノ・ランブルスキ)も特筆すべき1本です。DOCコッリ・ディ・ルーニは、それほど有名な呼称ではなかったのですがエスプレッソ・ガイドはこの地区のヴェルメンティーノを高く評価してきました。ピエモンテの「ガイア」の当主アンジェロ・ガイアが愛飲しているというヴェルメンティーノは、この生産者のものです。