2021年のセブン・スプリングスのシャルドネはフローラルな香りと、果実の凝縮感がテンションを感じさせます。口に含むとこれら要素が一つとなり、青りんご、火打ち石、ミネラル、レモンの皮が香ります。余韻は長くクリーミーです。東向きの区画の個性と、太平洋から吹き込む冷たい風、2021年ヴィンテージの個性をしっかりと捉えたワインに仕上がりました。自社畑のSevenSpringsVineyardの一番南にあるユニークな区画から造られるワインです。標高が高いこの区画は水はけが良く、VanDuzerCorridor(ヴァン・デューザー・コリドール)から吹き込む太平洋の風に影響されます。ブドウは全房のまま優しくプレスされ、そのまま2年目のフレンチオーク・バリックとストッキンガー・パンチョンで発酵を終えました。熟成は樽で6ヶ月間行い、その後瓶詰め前の1ヶ月間はステンレスで行いました。2021年はセヴン・スプリングスにとって、素晴らしい年になりました。「イヴニング・ランド」は探求し続ける完璧な庭のシンボルです。ギリシャ神話の時代から現代まで、イヴニング・ランドは必然的にアメリカの西海岸に導く、アドベンチャーとロマンスを伴った同義語です。オレゴンのウィラメット・ヴァレーのエオラ・アミティ・ヒルズにあるセブン・スプリングス・ヴィンヤードの80エーカー(32ha)の畑にはピノ・ノワールとシャルドネ、ガメイ・ノワールが栽培されています。イヴニング・ランドが全てを所有するこのヴィンヤードは、オレゴン州屈指のブドウ畑として知られ、米国のFood&Wine誌によって、アメリカを代表する畑のトップ10に選ばれています。また、ワイン・アドヴォケート誌にも「オレゴンで最も優れた畑の一つであり、毎年安定したクオリティのブドウが実る畑」とされている、特別な畑です。東向きの斜面にあるセブン・スプリングスは1983年から植樹が始まり、土壌はオレゴンの典型的な火山性の赤土です。若樹と古樹の比率のバランスがとても良く、様々なミクロクライメートを持つ区画からは多種多様なブドウが収穫されます。バイオダイナミックで栽培を行うセブン・スプリングスの自社畑から完全なエステート・ワインを生産します。イヴニング・ランドの設立当初は、ブルゴーニュ・ミュルソーの偉大な造り手であり、世界の白ワイン生産者TOP5の一つとも言われる「コント・ラフォン(ComtesLafon)」のドミニク・ラフォンが初めて海外でワイン作りに携わったプロジェクトとして知れ渡りました。現在では、カリフォルニアのサンタ・リタ・ヒルズの人気ワイナリー「ドメーヌ・ド・ラ・コート」を率いるアントレプレナーとしても知られるラジャ・パー氏と、敏腕ワインメーカーのサシ・ムーアマン氏がイヴニング・ランドの経営と醸造を担当します。彼らの影響で、ワインは限りなくヨーロッパに近いスタイルになり、今、オレゴンで最も注目されているワイナリーと言っても過言ではありません。
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