果実味と酸が美しく調和した、シャサーニュ発のクラシックなブルゴーニュ・ピノ・ノワール。
ドメーヌ・ブアール・ボンヌフォワは、シャサーニュ・モンラッシェ村に拠点を置く家族経営の生産者。4世代にわたりブドウ栽培を続けてきた家系で、2006年に現当主ファブリス・ブアールが妻とともにドメーヌを設立しました。
畑は主にシャサーニュ・モンラッシェ村に位置し、農薬に頼らない栽培を実践。ブドウ樹に負荷をかけない土壌づくりと、持続可能な農業を重視したアプローチで、土地本来の個性を引き出すワイン造りを行っています。
醸造とスタイル
使用されるブドウは、1992年にAOCブルゴーニュ区画に植樹されたピノ・ノワール。
わずか0.08haという極小区画ながら、砂礫質土壌により水はけが良く、果実味と酸のバランスに優れたブドウが得られます。
醸造はブルゴーニュの伝統的手法に忠実。過度な抽出や装飾を避け、ピノ・ノワール本来の繊細さと透明感を大切にしたスタイルです。
テイスティングノート
ラズベリーやレッドチェリーを思わせる赤系果実の香り。
口当たりは軽やかで、伸びやかな酸が全体を引き締め、果実味と調和したエレガントな余韻へと続きます。チャーミングで親しみやすく、食事と合わせて楽しみたいブルゴーニュ・ルージュです。
品種
ピノ・ノワール 100％
総評
シャサーニュ・モンラッシェの生産者が手がける、誠実で完成度の高いブルゴーニュ・ピノ・ノワール。
派手さよりもバランスと飲み心地を重視した、日常的に楽しめるクラシックな1本です。