古代ローマ時代の銘醸地を現代に甦らせた、北ローヌの思想的ワイン。
Les Vins de Vienne Heluicum 2020 は、 北ローヌ・セイシュエルに位置する歴史的区画から生まれる赤ワイン。 かつてローマ時代に名声を誇ったこの地のワイン文化を、 現代の解釈で再構築するプロジェクトから誕生しました。
生産を手がけるのは、北ローヌを代表する造り手たちが結集した 「レ・ヴァン・ド・ヴィエンヌ」。 テロワールの再評価と純粋な表現を目的に、この地の可能性を追求しています。
テイスティングノート
ブラックチェリー、カシス、ブルーベリーの果実香に、 黒胡椒、スミレ、スモーク、わずかに鉄分を思わせるミネラルのニュアンス。
口当たりは引き締まりつつも滑らか。 冷涼な気候由来の美しい酸と、きめ細かなタンニンが 果実味を支え、緊張感のある長い余韻へと導きます。
ワインの特徴
主体となるのはシラー。 花崗岩を含む斜面畑と北ローヌ特有の冷涼な環境が、 力強さの中にエレガンスと直線的な構造をもたらします。
濃厚さよりもテロワールの輪郭を重視したスタイルで、 北ローヌらしいスパイス感とミネラル感が明確に表現されています。
品種
シラー
おすすめペアリング
- 牛肉のロースト、ステーキ
- 仔羊の香草焼き
- 黒胡椒やスパイスを効かせた肉料理
- 熟成したセミハード〜ハードチーズ
総評
「北ローヌの原点を現代的に表現した1本」
力強さと緊張感、そして知的なエレガンスを併せ持つ、
セイシュエルの可能性を雄弁に語る赤ワインです。