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Continuum

Continuum Estate 2022

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2022年コンティニュアムは、アロマが溢れ、直線的で堂々とした核を持つワインです。黒いプラムやダークチェリー、カカオ、森の土壌、タバコの葉と、セージマウンテンのハーブ、火山性のミネラリティがエレガントに織り重なっています。2022年コンティニュアムはエネルギッシュで表現豊かで、しっかりした骨格を持つ複雑味とベルベットのようなタンニンが溶け込んだワインです。デカンティング

最高の状態を経験する為に、サーヴする前にワインを呼吸させるデカンティングすることをお勧めします。デカンティングすることで、ワインの純粋な香りの表現を目覚めさせ、しなやかなワインとなります。コンティニュアムはリリースと同時に楽しむことができますが、長期熟成することでより豊かな味わいを楽しむことができるでしょう。2022年は季節にドラマがあり、時にはジェットコースターのような目まぐるしい変化もある年でした。最初の降雨はこのヴィンテージの今後を期待させるような雨で、24時間で300㎜もの降雨量を記録し、前年の年間降水量を上回る雨となりました。その後、1月から4月までは若干の雨も降りましたが、暖かく乾燥した天気が続き、3月21日には全体の50%が芽吹き、自社畑での平均より一週間早く推移しました。4月と5月には雷と雹の嵐に見舞われましたが、ブドウの木に被害はほとんどなく、空気はリフレッシュされました。6月と9月には短時間の降雨があり、生育期の総雨量は600㎜に達しました。穏やかな夏は収穫を目前に、典型的なレイバーデイの熱波で終わりを告げました。収穫は9月9日に始まり、9月23日に終了しました。コンティニュアムは、自社畑のセージ・マウンテン・ヴィンヤードのブドウを100%使用したエステート・ワインです。ナパ・ヴァレーのオークヴィル東側の山奥にあるプリチャード・ヒルの丘にあり、ナパ・ヴァレーとサンフランシスコ湾を見渡す畑は、岩が多い火山性の土壌のため収量が低く、ブドウの樹は深みと複雑味がある果実を生み出すことにエネルギーを集中させます。2021年のコンティニュアムには、1991年と1996年に、そしてその後2004年、2010年に植樹された平均樹齢20年のブドウの樹からなる成熟した38エーカー(約15ha)の自社畑のブドウが使われています。それぞれ特徴の異なる42の区画に分類され、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、メルロは標高396m-487mに位置する、若干北と東にも傾斜がある西向きと南向きの区画で栽培されています。この標高の高さとスロープが気温を適度に保ちます。この火山性の土壌に植樹された多様性のある畑から、コンティニュアムの複雑味が生みだされるのです。コンティニュアムは、100%自社畑で栽培されたブドウのみを使い、醸造から瓶詰めまでをすべて自社設備内で行うエステート・ワインです。ブドウは果実の完璧な状態と微妙なニュアンスが保たれるよう夜間に房の状態を見ながら手摘みで収穫し、除梗前と後にさらに選果を行い、重力に逆らうことなくフレンチオーク樽とコンクリートのタンクに移されます。3日間低温浸漬させてから発酵させ、1日3-4回のポンプオーバー、最も発酵が活発な時期に2-3回のデレスタージュを行います。槽内で果皮と共に18-28日間静置し、その後ワインを抜き取り、果房をバスケット・プレスにかけ、ワインは澱と共に樽に移され、マロラクティック発酵と熟成を行います。2022年のコンティニュアムは、フレンチオークの新樽58%と使用済み樽39%、コンクリートのアンフォラ3%で21ヶ月間シュール・リー熟成させました。畑の個々のロットは2022年ブレンド用に何度も注意深くテイスティングされます。ワインは低温のセラーでゆっくりと時間をかけて熟成され、澱の上で花開き、新鮮さ、幾層にも重なるフレーバー、エネルギーが吹き込まれます。その後時間をかけて慎重に澱引きをし、無濾過・無清澄で瓶詰めされます。コンティニュアム・エステートはロバート・モンダヴィ・ワイナリーで20年間、醸造責任者を勤めたティム・モンダヴィ、姉のマルシア、その父である故ロバート・モンダヴィによって2005年に設立されました。ナパ・ヴァレーの東、曲がりくねった山道の奥に広がる山、プリッチャード・ヒルの自社畑から造られるたった1つの赤ワインは、100年間に渡るモンダヴィ家の歴史に深い敬意を注ぎ生まれた、情熱のワインです。ラベルには、ティム・モンダヴィの次女、キアラ・モンダヴィ作のカベルネ・フランの樹が描かれた影絵が採用されています。コンティニュアムはラテン語で「継続、継承」を意味する「continuus」に由来します。ワイナリーはナパ・ヴァレー東側にあるヘネシー湖の上のプリッチャード・ヒルにあります。172エーカー(約69ha)からの景観は見事なものです。リッチで凝縮感のあるカベルネ・ソーヴィニョンやカベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、メルロにも完璧な土地です。安山岩の巨礫が混ざった活力の低い赤い火山性と泥質土壌は、見事なヒルサイド・ヴィンヤードです。畑には二つの土壌があります。ロック・ハムブライト・ローム(85%)とソブランテ・ローム(15%)です。この地域では年間550~700mmの降水量があり、ナパの中ではかなり穏やかな気候で、時に冷たい冬の風が吹きますが、夏に華氏100°(約38℃)を超える日はほとんどありません。7・8月の日中の最高気温は約30℃、夜間の最低気温は約9℃です。標高は約410~490m、南西から西向きの斜面で斜度は5~20%です。現在41エーカー(約17ha)に植えられたブドウからワインを生産しています。2010年には残りの20.5エーカー(約8ha)にブドウが植えられ、いずれは域内の植樹面積が60エーカー(約24ha)になる予定です。現在収穫しているブドウの中で最も優れているのは1991~1992年に植えられたもので、カベルネ・クローン7です。畑の植樹の割合はカベルネ・ソーヴィニョン55%、カベルネ・フラン30%、プティ・ヴェルド11%、メルロ4%です。有機栽培を実施していますが、認証は得ていません。この素晴らしい土地を反映したユニークなワインを造るために、多様な土壌・スロープ等の観点から台木や畝の方向・樹の仕立て方などを決定します。標高の高い土地の長い生育期、霜の害が無い安定した気温、活力の低いミネラルの多い石の多い土壌、この素晴らしい3つの条件は、世界の最高級ワインに匹敵する「コンティニュアム」という単一畑の赤ワインを造る為の最高の環境だと言えるでしょう。コンティニュアムでは様々な醸造テクニックを用いてワインを造っています。ブルゴーニュで行う手動パンチダウンや、ボルドーでよく使われる自動ポンプオーヴァーや澱の撹拌、バトナージュを実施しています。最大40日間のマセレーションを行いフレンチオークで熟成します。2013年には建築家HowardBacken設計によるワイナリーが完成し、コンティニュアムはプリッチャード・ヒルの自社畑のブドウ100%から造られ、また同じ敷地内でボトリングされる完全エステートワインになりました。