北ローヌの名匠が描く、テロワールの輪郭。エレガンスと緊張感を併せ持つ一本。
Domaine François Villard Les Contours de Mairlant 2021 は、 北ローヌを代表する醸造家フランソワ・ヴィラールが手がける、 I.G.P. コリーヌ・ローダニエンヌのキュヴェです。
ヴィラールはコート・ロティ、コンドリュー、サン・ジョセフといった 名高いアペラシオンで評価を確立してきた造り手。 本キュヴェでは、より自由度の高いIGPの枠組みの中で、 北ローヌらしい緻密さと純度を表現しています。
生産者について
1962年生まれのフランソワ・ヴィラールは、 近年ローヌ地方で最も評価を高めている醸造家の一人。 ソムリエ経験を持ち、その感覚を活かした 「飲み手に寄り添うワイン造り」で知られています。
1989年にコンドリューに畑を取得、1992年に初リリース。 現在では北ローヌを代表する存在として、 多くの生産者からも手本とされています。
2019年以降は完全にビオロジック栽培へ移行し、 テロワール表現をさらに純化させています。
栽培・醸造
低収量(約30hl/ha)を徹底し、 完熟を待って遅摘みで収穫。 収穫時と発酵前の二度にわたる厳格な選果を行います。
その結果、凝縮感がありながらも 重たさに傾かない、北ローヌらしい緊張感のあるスタイルが生まれます。
テイスティングノート
フレッシュな果実のアロマに、 ハーブ、白い花、石を思わせるミネラルのニュアンス。
口に含むと、引き締まった酸と ピュアな果実味が滑らかに広がり、 余韻には土地由来のエレガンスと奥行きが感じられます。
品種
※品種はキュヴェ特性により非公開、またはヴィンテージにより異なります
おすすめペアリング
- 鶏肉のロースト(ハーブ添え)
- 白身魚のグリル
- 野菜のテリーヌ
- 山羊乳チーズ
- 軽めの地中海料理
総評
「北ローヌの名手がIGPで描く、テロワールの素顔」
アペラシオンに縛られない自由さと、 一流ドメーヌならではの精度が共存する、 玄人好みのフランスワインです。