コート・シャロネーズ屈指の白ワイン産地モンタニーの個性を、端正に表現した一級畑シャルドネ。
カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシーは、1931年にビュクシー村で創立された歴史ある生産組合。
コート・シャロネーズ一帯の栽培家が知見を持ち寄り、近代的な醸造設備と専門家による技術サポート体制のもと、テロワールを尊重した高品質なワイン造りを続けています。
この「モンクショ」は、モンタニー1級畑の中でも評価の高い単一リューディ。
南〜南東向きの斜面に位置し、泥灰岩、石灰質、青粘土が混じる土壌が、シャルドネにミネラル感と張りのある酸をもたらします。
醸造とスタイル
ブドウは除梗後、ステンレスタンクで発酵。
熟成はステンレスタンク、大樽、旧フレンチオーク樽を併用し、12ヶ月間行われます。
樽の影響は穏やかで、果実味とミネラルのバランスを重視した、クラシックかつ洗練されたスタイルです。
テイスティングノート
淡く緑がかったイエローの外観。
柑橘類、白桃、カリンを思わせるフレッシュな果実香。
口中では生き生きとした酸と硬質なミネラルが広がり、エレガントで引き締まった印象を与えます。
若いうちはフルーティーで柔らかく、熟成とともにバターやトーストしたアーモンドのニュアンスが現れ、よりまろやかで奥行きのある味わいへと変化します。
品種
シャルドネ 100%
総評
モンタニー1級畑らしいミネラル感と、協同組合ならではの安定した完成度を兼ね備えた一本。
コート・シャロネーズの白ワインの魅力を、安心して楽しめる上質なシャルドネです。