ムニエの可能性を突き詰める、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの注目生産者。
シャンパーニュ地方ヴァレ・ド・ラ・マルヌに拠点を置くフランシス・オルバンは、約100年にわたり家族経営を続ける小規模メゾン。1929年、現当主の曾祖父レオポルド・オルバンがルヴリニー村に入植したことから、その歴史は始まりました。
この地で多く栽培される黒ブドウ品種ムニエは、近年そのポテンシャルが再評価されており、フランシス・オルバンはその第一人者的存在。所有畑の約90%がムニエという徹底したスタイルで、品種の個性とテロワールを深く掘り下げています。
醸造とスタイル
ムニエ100%のシャンパーニュは、造り方によっては酸やミネラル感が単調になりがちですが、フランシス・オルバンはブドウの成熟度を厳密に見極め、最良のタイミングで手摘み収穫を実施。
ベースワインに加え、1〜2年熟成させたリザーヴ・ワインを約50%ブレンドすることで、味わいに奥行きと安定感をもたらしています。
ドザージュはわずか**3g/L(エクストラ・ブリュット)**に抑え、ムニエのピュアな果実味とルヴリニー村の繊細なテロワールをストレートに表現。最低24ヶ月の瓶内熟成を経ています。
テイスティングノート
フローラルなアロマを軸に、ジンジャーやバニラのスパイス感、ほのかな熟成香が重なり合います。口当たりはしなやかで、ムニエ由来の柔らかな果実味と、キレのあるドライなフィニッシュが印象的。エクストラ・ブリュットながらも冷たさはなく、食中酒として非常に優れたバランスを備えています。
ペアリング・総評
中華料理をはじめ、香味野菜やスパイスを使った料理とも好相性。ムニエの新たな魅力を実感できる、通好みの1本です。