生産者名:SANT'ISIDORO (サンティジドーロ)
原産地呼称:I.G.T. LAZIO ROSSO
葡萄品種:モンテプルチアーノ100%
醸造:10日間のマセラシオン後、バトナージュを数回行ないます。醗酵はステンレスタンクにて行い、アリエ産とヌヴェール産の新フレンチ・バリックにてマロラクティック醗酵後12ヶ月間熟成。瓶熟期間は12ヶ月以上となります。
JANコード:4582565773569
参考評価
ルカ・マローニ…97点(2015) 94点(2019)
<参考>ガンベロ・ロッソ2010年版より掲載文抜粋
ソレミディオはラツィオで最も素晴らしい赤ワインのうちの1本。モンテプルチアーノ100%でレザーやスパイスの香りが感じられ、舌の上で豊かにコーヒーや黒いプラムのアロマが感じられる。
紫色がかった赤色。赤い果実のジャムやプラム、トーストのアロマ。まろやかな口当たりで、この価格とは思えない程、果実味が深く濃く凝縮しており満足度の高い仕上がりとなっております。如何にマレンマの地域が優れたテロワールを誇り、素晴らしい葡萄を産み出すかという事を証明しております。サンティジドーロはラツィオ州のマレンマ地区で1930年にPalombi(パロンビ)家によって設立されたワイナリーです。以前は収穫した葡萄はバルク・ワインとして販売しておりましたが、2001年より幼馴染のリカルド・コタレッラからアドバイスを受けて瓶詰めワインを造り始めます。サンティジドーロのエミディオ・パロンビとコタレッラは昔からの幼馴染だった事もあり、数百件もコンサルタントを務めるワイナリーの中でもサンティジドーロには特別力を入れております。エミディオ・パロンビ氏は『今はこのエリアをマレンマ・ラツィオと呼んでいるが、100年前まではチヴィタヴェッキアからグロセットにかけてをマレンマと呼んでいました。今は行政上のラツィオとトスカーナ2つの州に分かれているが土壌や気候に関しては、トスカーナもラツィオも変わらず同じマレンマです』と語ります。しかしワインは、『トスカーナのマレンマ』と『ラツィオのマレンマ』では知名度が異なり、当然市場での取引額も変わってきます。すなわちラツィオのマレンマは『隠れた穴場的な産地』だという事です。それを裏付ける様にイタリアの全国紙La Repubblicaが2004年の1月で『サンティジドーロのワインは非常にコストパフォーマンスに優れている』と紹介しております。
Riccard Cotarella(リカルド・コタレッラ)
モンテヴェトラーノやテッラ・ディ・ラヴォーロをはじめ、数々の超有名ワインを生み出してきた醸造コンサルタント。日々進歩する栽培、醸造の最新技術を取り入れながら、土着の葡萄からその土地のテロワールを最大限表現することを自身の哲学とします。現在はイタリアの生産者だけでなく、フランス、アメリカ、イスラエルやインドなど、70以上のワイナリーでコンサルタントを行っております。
2000年度ガンベロ・ロッソ「最優秀醸造家」獲得、2001年度ワイン・エンスージアスト「最優秀醸造家」獲得、2002年度イタリアソムリエ協会「最優秀醸造家」獲得。2013年イタリア醸造家協会会長就任。