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Scholium Project

Scholium Project 1MN Bechtold Ranch Lodi 2016

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このブドウを植樹したドイツ人達が、これらを通称「Black Malvasia」と呼んでいました。長年、実際のブドウは「Black Malvasia」を直訳をした「Malvasia Nera」品種だと思われていましたが、DNA の研究が進み、実は「Cinsault」だったということが判明しました。スコリウム・プロジェクトが始まった時に、一番最初にワイナリーに運ばれてきたブドウだったということもあり、1 番目の「Malvasia Nera」という意味を込めて「1MN」と名付けました。1870 年に植樹されたベクトルド・ランチの自根のサンソー100%で造られるワインです。ロダイの西側は通常粘土質の水はけの悪い土壌ですが、このベクトルド・ランチは、モケルム川(シエラ山脈の山水)の流れによって形成された砂質ロームと粘土質の土壌が混在する為、ブドウにとって、理想的な土壌です。とても樹齢が高いブドウですが、自根のままなので、今でも健全です。600L のパンチョンを立てにした状態で、蓋を外します。そこに収穫をしたブドウを入れ、足踏みによって全体の1/3 の果汁を絞り出します。その後は、そのままで置いておき、およそ1 週間後に発酵が始まりますが、引き続き放っておきます。この放っておく作業を「CourierProtocol」と呼んでいます。最小限のパンチダウンの回数により、浮き上がってきたキャップを浸漬させますが、パンプオーヴァーは行いません。3 週間後に発酵が終わり、220L の旧樽に移し替え、フリーランとプレスワインを別々に1 年間熟成させます。SO2 の添加は通常行わず、このヴィンテージに関してはフリーSO2 が0mg/L、トータルが40mg/L で仕上がりました。スコリウム・プロジェクトのワインは、オーナー Abe Schoener(エイブ・ショーナー)の魂が込められている。成功も失敗も経験だと考えるエイブは「ワインを造る」行為そのものが勉学だと、そう語る。だが、どれだけ勉強熱心でも、ワインが美味しくなくては全く無意味。それが大前提だということはエイブも理解しているようだ。正直、スコリウム・プロジェクトのワインは好き嫌いがハッキリと分かれるタイプのワインである。口に合う合わないは別として、消費者が彼のワインを体験する事自体に意味があり、そこからまたワインの知識を深めてほしいと、エイブはそう言う。「Scholium」はギリシャ語の「scholion」に由来する。これは、「ワインを(に)学ぶ」という意味が込められている。エイブの師匠であるジョン・コングスガードは、エイブについてこう語っている。「新しいことにチャレンジをしたり、実験的にワインを造ることは、醸造家として誰もがすることである。エイブのすごいところは、これらのワインをただ単にホームパーティーで提供して意見を聞くだけにとどまらず、迷わず公に販売してしまうことだ。そして、このようなワインは消費者にも賛否両論となるケースが多いが、味が好まれるとかそうでないかとか、エイブにとってワインというものはそんな次元ではない。そのワインを飲むことによって、何か新しい発見ができたか、そしてワインについて何か新しい事を学ぶことができたか、そのワインが何故そのような味わいなのか、ちゃんと考えることができたか。エイブのワインを飲んで、どこか考えさせられると思える人間だけが、エイブの造るワインのファンになれるのさ。」