シバライトは、住民が贅沢な快楽を求める事で知られるギリシャの古代都市“シバリス”に由来しています、 “シバライツ ”は 贅沢と快楽にふけっている人々 を意味しています。
このワインはハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラAVA の起伏の穏やかな丘陵地帯で栽培された ソーヴィニヨン・ブランから造られました。
恐らくこの地域は、ソーヴィニヨン・ブランを栽培するのに最適な地域の一つです。
色 : 淡く輝く、微かに緑色を帯びた白アロマ:キウイやライム、メロンなどのグリーンの果実に、緑や黄色の柑橘の花やライムの葉、フレッシュな芝、香り高いハーブが感じられます。
味わい:エネルギーを持った溌剌さにミネラル感や湿った石のニュアンスが感じられます。
スレートやグレープフルーツ、ハニーデュー・メロン、レモングラスのフレーバーが 口 に広がります。
クラシックなロワールスタイル のソーヴィニヨン・ブランで、 SO2は必要最低限に抑えています。
サンタ・バーバラ・カウンティの2022 年はレイバー・デイ (9 月の第一月曜 の熱波が来るまでは理想的と言える天候で 、 夏も気温も穏やかでした 。
早く完熟を迎える品種はその熱波が来る前、あるいはちょうど来始めた頃に収穫できました。
その後、雨が降り気温も落ち着き、残りの収穫はフレーバーが最適な状態になる迄時間をかけて待つことができました。
収穫量は平均よりも若干少ない程度でした。
発酵・熟成:ワインは発酵終了後一度澱引きをして、ステンレスタンクとフレンチオーク樽で熟成されます。
12% のワインは樽発酵でその後228L 、 265L 、 600L のサイズの樽で時折撹拌しながら澱と 4 ヶ月熟成されます。
SO2 の使用量は極小で、澱と発酵時の CO2 が酸化を防いでくれます。
Doug Margerum ( ダグ・マージュラム ) が食事とワインに興味を持ち始めたのは、旅行好きだった両親に連れられて回ったフランスとイタリアへの旅がきっかけでした。
その後、高校・大学時代とレストランの厨房とフロアの両方で修行を積み、食とワインの文化の知識を深めました。
ダグが UCSB ( カリフォルニア大学サンタバーバラ校 ) を卒業した 1981 年、ワインショップ兼業務用醸造機具の販売をしていた「Wine Cask 」( ワイン・カスク ) を彼の家族が買収します。
その後ダグはこのワインショップに隣接する形で小さなビストロを立ち上げますが、1996 年、ビストロがあまりの人気のため、サンタ・バーバラのエル・パセオにワイン・カスクを移転し、規模を拡張します。
ソムリエ兼シェフとしてメニューの作成に携わっていたダグの料理は、彼が若い頃に培った世界各国の食文化の経験と知識をベースに作成され、アジアとメキシコ料理の要素が含まれた、いわばカリフォルニア・キュイジーヌでした。
そして、ほのぼのとした雰囲気の中で最高のお食事とワインが楽しめるレストランとして様々なメディアに取り上げられます。
1994 年にはワイン・カスクはワイン・スペクテーター誌のグランド・アワードを受賞し、世界で最も素晴らしいワイン・リストを持つレストランの仲間入りをします。
2007年、レストランを経営する傍ら趣味で造っていたワインの人気に火がつき、ワイン・カスクを売却、ワイナリーの経営に専念する決意をしました。
手作りをモットーに、マージュラム・ワイン・カンパニーは個性豊かなワインを造っています。
近年は BARDEN(バーデン)ブランドで高品質のシャルドネとピノ・ノワールを少量生産しています。
フランスワインの愛好家として知られるダグだからこそ造れる、渾身のスーパーワインです。