生産者名:VINEDOS DE PAGANOS (ビニェードス・パガノス)
原産地呼称:D.O.Ca. RIOJA
品種:テンプラニーリョ100%
樹齢:約40年
収量:28/ha
醸造:厳しい選果後、手作業にて除梗。更に選果台にて選果。5日間6℃にて低温浸漬。ステンレスタンクにて8日間発酵、最初の数日は日に2-3度のピジャージュ。その後は1日1回のピジャージュ。新フレンチオークバリック100%にてマロラクティック発酵を行い同バリックにて16ヶ月熟成。熟成期間中は4か月毎に澱引き。
JANコード:4582565755107
参考:2013ヴィンテージ評価
ギア・プロエンサ2017…98点
ギア・ペニン2017…94点
ワイン・アドヴォケイト…93点
過去ヴィンテージ評価
ギア・プロエンサ…98点(2010)97点(2007)96点(2011、2009)95点(2008)
ギア・ペニン…96点(2010)95点(2011、2009、2008)
ワイン・スペクテーター…95点(2001)
ワイン・エンスージアスト…96点(2004)95点(2005)94点(2001)
黒い果実やカカオ、なめし皮や鉄を思わせるミネラルのアロマ。滑らかな酸の存在感が濃厚な果実味を包み込みスタイリッシュな印象。更に口の中では香りから感じた鉄のニュアンスがより強く感じられます。『WOW!絶対にケース買いすべきだ!』でお馴染みのエストラテゴ・レアル等近年のスペイン・ワイン界を牽引するスペイン・ワインの顔とも言えるラ・ファミリア・エグレン。(エグレン家)ボデガ・イ・ビニェードス・デ・パガノスは、エグレン家が“クリュ(単一畑)ワイン”のみを生み出すワイナリーです。パガノスが所有する畑は全部で約27ha。以前はここで採れる葡萄も同じリオハのシエラ・カンタブリアのワインとして醸造されておりましたが、この畑のポテンシャルに気付いたマルコス・エグレンが2001ヴィンテージよりクリュ・ワインとしてリリースしました。ワイナリーは6年の歳月をかけて石灰岩の岩盤を掘り、2004年に完成。現在はオフィス機能もこのパガノスに集約され、エグレン家の主幹となっております。パガノスの畑はそのワイナリー(石灰岩)の真上に位置し石灰岩の層に根を伸ばしミネラル分を吸収します。エグレン家が手掛けるアマンシオ等と比べると果実味の主張はやや控えめで、ミネラルや酸の硬質なニュアンスが表現されたエレガントなワインに仕上がっております。代々自然を観察し、月の満ち欠けなど自然に合わせた栽培、テロワールに忠実にという哲学を受け継ぎ代々栽培・醸造を行っており、2006年からはビオディナミで栽培しております。
トップ・キュヴェ[ラ・ニエータ]
エグレン家は現在5つのワイナリーから成り立っており各ワイナリー毎に、最高の栽培と醸造技術を駆使して各クリマの特性を表現したトップ・キュヴェを生産しております。テソ・ラ・モンハでは[アラバスタ]セニョリオ・デ・サン・ビセンテは[サン・ビセンテ]ボデガ・シエラ・カンタブリアには「アマンシオ」と「フィンカ・エル・ボスケ」の2本そしてヴィニェードス・デ・パガノスでは[ラ・ニエータ]がそのトップ・キュヴェにあたります。ラ・ニエータの畑はエル・プンティードに比べ石灰岩質が多い土壌で、若いうちからタンニンがこなれており、果実味も柔らかく、更にミネラルが綺麗な事が特長に挙げられます。その為、トップ・キュヴェでありながらエル・プンティードよりもリリースされるのが早くエル・プンティードが現行が2013ヴィンテージに対してラ・ニエータは2014ヴィンテージとなります。