深みのあるバイオレットカラー。
白い花やプラム、ブラックカラント、黒オリーブのエレガントな香りが感じられ、口に含むとダークチョコレートやリコリスのフレーバーが感じられます。
ワインに溶け込んだ甘いタンニンを持つフレッシュなワインで、後味が長く続きます。
熟成可能年数:8-10年花崗岩の崩積土由来。
泥質土壌含有量の少ない砂質ローム層。
土壌は弱酸性(pH6.1-6.3)、有機物は少なく(1.7%)、塩分は低く肥沃度は中程度。
気候:太平洋の冷たいフンボルト海流の影響でヴァレーは冷却され、ブドウは均一にゆっくり完熟を迎える事が出来る。
2014-2015年シーズンの降水量は前年に引き続き少なく220mm以下。
霜はほとんどなく影響は受けなかった。
前年よりも温暖な気候のためバランスのよい房に育ち収穫も早まった。
ワインは素晴らしい色合いと凝縮感を持ち赤や黒い果実の香りが特徴的。
収穫したブドウはベルトコンベアに乗せられ、葉やダメージのある房が取り除かれ、選別された房は次のベルトコンベアで除梗機へ運ばれます。
除梗された果粒は人の手で選別され、さらに振動するテーブルの上でサイズの選別が行われます。
その後選び抜かれた果粒は丁寧にフレンチオークの発酵槽に移され、アルコール発酵前に6日間8℃で低温浸漬され、その後天然酵母で発酵されます。
温度は24-27℃でポンプオーバーが適切に行われます。
トータルでマセレーション期間は17日間になります。
マロラクティク発酵はその後のフレンチオーク小樽の中で自然に始まります。
ワインはフレンチオーク小樽、フードル、セメントエッグタンクで13か月熟成され、3-5ミクロンのフィルターに軽くかけられボトリングされます。
シグノス・デ・オリヘンとは「その土地の印、サイン」の意味。
チリのワイン産地の中でも最も冷涼な地域の一つとして知られるヴァレ・カサブランカは、寒流のフンボルト海流の流れる太平洋にほど近いエリア。
その冷涼なカサブランカのブドウに焦点を当て、そこに育つ品種の個性をボトルに詰めたのが、このシグノス・デ・オリヘンです。
冷涼な土地でゆっくりと育ったブドウは、酸が豊富で、多くのアロマを蓄えた、宝物のようなブドウです。
そして、有機栽培/ バイオダイナミック農法だからこそ表現できる、真の品種の個性が表現できると確信しています。
ラベルにはその品種に相応しいシンボルマークが印として描かれています。