生産者名:POGGIO BERTAIO (ポッジョ・ベルタイオ)
原産地呼称:I.G.T. UMBRIA
品種:サンジョヴェーゼ60% メルロー30% カベルネ・ソーヴィニヨン10%
醸造:温度管理の出来るステンレスタンクにて22日間発酵。新フレンチオークバリックにて36ヶ月熟成。バリックは5年間乾燥させた上質な木材から造られたアポ専用の特注品です。(一般的なバリックは2~3年乾燥の木材が使われます)
JANコード:4573272604482
ファブリツィオの父であるワイナリーの創設者ファビオが80歳の誕生日を迎え、ファブリツィオが50歳、そして息子のファビオも20歳を迎えた節目の2006年を記念し、2006ヴィンテージより造られ始めたポッジョ・ベルタイオの最上級キュヴェです。
エチケットには親子3代の節目となった2006年の文字とともに3人の生まれ年が書かれています。ワインのヴィンテージはバックラベルに記載されております。
アポとは、息子のファビオが幼い頃、自分の名前を発音できず自分を「アポ」と呼んでいた事に由来します。
エチケットのデザインはスイスの高級時計メーカー「パテック・フィリップ」の時計盤をイメージ。ファブリツィオが親友のワイナリーでのコンサルタントを手がけた際、親友から記念として貰った時計がモチーフとなっています。また、「美味しいワインを造るには時間が不可欠」との意味も込められております。
生産本数:1500本
2010ヴィンテージ評価
ヴェロネッリ…★★★ 93点
【イタリア全国紙「ラ・レプブリカ」Web版掲載文章抜粋】
アポ2007は凝縮感やバランスがあり、ゴージャスな素晴らしいウンブリアの赤ワインです。アポはウンブリアの偉大なワインの一つであり、初ヴィンテージは2006。チフォリ家が一生懸命働いた集大成です。サンジョヴェーゼと国際品種の共存から生み出された奥深い赤ワイン。モレロチェリーやブラックベリーなどの甘い果実味が感じられ、口中では肉厚で力強く、バランスがとれています。
[テイスティング・ノート]
深く濃いルビー色。凝縮感のある黒色果実の香りに加え、バニラやカカオ、澄んだハーブの香り。口中でも濃厚な果実味とともに、完熟したシルキーなタンニンやまろやかな酸が広がります。すべての要素がバランスよく構成されており、複雑かつ奥深い味わいです。
1972年よりCiufoli(チフォリ)家によってスタートしたワイナリーです。息子のFabrizio(ファブリツィオ)は醸造家となり、50&50で有名なトスカーナのアヴィニョネジで輝かしいキャリアを積みました。ファブリツィオは1998年より実家に戻り兄弟のUgo(ウーゴ)と共に、それまでは自家消費用にだけ造っていたワインを市場向けに造り始めます。そして2000年にチフォリ家のワインとして初めてCimbolo1998が市場にリリースされます。更に2002年にCrovello1999がリリース。2ndヴィンテージであるCrovello2000が、権威あるイタリアワイン・ガイドのひとつVeronelli(ヴェロネッリ)誌の2003年版にて、全イタリアワイン中年間Best25に値する※IlSole(イル・ソーレ)を獲得し世間を驚かせました。
※IlSole(イル・ソーレ)とは90点以上を獲得したワインの中からファイナル・テイスティングを行い選び出します。2003年版は25本が選出されております。
◎ヴェロネッリ誌テイスターダニエル・トマセス氏の解説
「イタリアのワイン界に大きな影響を与えた生産者」「ボルドーに負けないカベルネ、メルローのワインという理由からクロヴェッロにイル・ソーレを与えた」とコメントしています。