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Monte Bernardi

Monte Bernardi Tzingarella 2021

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生産者名:MONTE BERNARDI (モンテ・ベルナルディ)

原産地呼称:I.G.T. COLLI DELLA TOSCANA CENTRALE

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン40% メルロー40% カベルネ・フラン15% コロリーノ5%

樹齢:8-14年

将来的にツィンガナに使う予定の高いポテンシャルをもつ畑から収穫。樹齢がまだ若いためツィンガレッラ用として醸造されます。

醸造:ステンレスタンクにて発酵、マセラシオン20日間。バリック、トノー併用にて18ヶ月熟成。

JANコード:4582565771725

紫がかった濃いルビー色。カシスやブルーベリーなど小さい赤色果実や、白胡椒などのスパイス香。口中でも華やかな果実味が広がり、細かいタンニンやフレッシュな酸と共に心地よく広がります。余韻に綺麗なミネラル感も感じられます。約300年以上も前に建てられた歴史あるモンテ・ベルナルディ。かつては葡萄を近隣のカスティロ・ディ・ランポーラ等の優良生産者に売るのみで、瓶詰めは行っておりませんでしたが、1992年よりオーナーがスターク・アイヴァリオティス氏となり『Ch.ル・パンに匹敵する様なワインを造りたい』と瓶詰めワインを造り始めました。

もともとパンツァーノ・イン・キャンティの優良生産者に葡萄を販売していた畑だけあり、スターク・アイヴァリオティス氏が瓶詰めをはじめたモンテ・ベルナルディはロバート・パーカーより高い評価を得たのを始め、瞬く間に数々の名声を築き上げました。そして2003年にワイン造りへの情熱的な思いを持った現オーナーであるシュメルツァー姉弟がモンテ・ベルナルディを訪れます。姉・ジェニファーは地質学からワインに携わった経験を持ち、弟のマイケルは醸造学科を卒業した後に様々な国でワイン造りに携わった人物です。なんとか前オーナー・スターク・アイヴァリオティス氏にこのカンティーナを譲ってもらえる様に交渉し、2003年はスターク・アイヴァリオティス氏と共にワイン造りを行います。その後スターク・アイヴァリオティス氏は、シュメルツァー兄弟の徹底した品質を追求する情熱を認め、『自らが築いた名声を更に高めるだろう』と確信し、2004年よりシュメルツァー姉弟へ完全に引き継ぎます。

◎サンジョヴェーゼのポテンシャルを最大限に発揮する為の有機農法

モンテ・ベルナルディでは葡萄のポテンシャルを最大限に引き出せる様に、ルドルフ・シュタイナーのビオ・ディナミ農法を参考に有機農法を実践しております。マイケルが南オーストラリアにて醸造の勉強を行っていた際、趣味の料理に使う食材を購入する時は無意識にオーガニックの食材を好んで使っている事に気づきます。

そしてワイン造りにもオーガニックを持ち込めればと思い、オーストラリアのビオディナミ協会に入会し有機農法について学びました。現在、自分のワインに有機農法を持ち込んだ選択は間違いではなかったと確信しております。

※下草にはソラ豆を生やしております。

ソラ豆は地中のミネラルや養分を多く吸収します。ソラ豆の花が咲いたと同時に花を刈り取る事で、ソラ豆が貯めていたミネラルや養分は地中にリリースされ、葡萄は難なく『ソラ豆が集めたミネラルや養分』を得ることが出来ます。近年は有機農法を実践し続けてきた事による良い結果が更に見られる様になったと言います。最近は土壌が腐葉土を貯め込みどっしりとしてきており、バクテリアの数も増えた事で土壌の質が格段に良くなった事を体感しているようです。また最近は仕立ての際に枝をワイヤーにくくりつけるゴムをやめ、柳の枝を使用し始めたと言います。

彼らの弛まぬ努力の結果が、近年顕著にワインの味わいに反映されてきており、非常にピュアで滋味深く、優しい味わいへ年々進化しております。

サエッタと他の畑の土壌の違い

色の濃い土壌がキャンティ・クラシコやツィンガナの畑。粘土分を多く含み、水や光をしっかりと吸収し、まろやかな味わいを出してくれるといいます。

色の薄い土壌がサエッタの畑の土壌。アルベレーゼと呼ばれる粘土を含む石灰質の土壌で、独特のミネラル感を果実に与えます。更にサエッタの畑の特徴として、大きなクウォーツ(石英)が所々に転がっている事。これが昼間に蓄えた熱を放出することで果実の成熟を促します。

醸造特記事項

発酵は全て野生酵母のみで行います。また、SO2の使用は収穫時、マロラクティック発酵後、瓶詰め時の3回使用しますが、1回あたりの使用量は非常に少なく、最終的なワイン中の総SO2は60mg/L(遊離SO2は15-20mg/L)と非常に低い数値となります。

≪参考≫

ロバート・パーカーのコメント抜粋

「1997年という大当たりの年の中において、モンテ・ベルナルディのキャンティ・クラッシコ以上のキャンティを見つける事は難しい」

~WineAdvocate#127~

上記のロバート・パーカーがコメントした時期は、前オーナーのスターク・アイヴァリオティス氏が手掛けておりました。現オーナーとなったシュメルツァー姉弟はフラッグシップ・ワイン“サエッタ”の生産数を半分以上に減らし、またサエッタに使わなかったサンジョヴェーゼをキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、レトロマルチャに使う事で、2つのキュヴェのクオリティも非常に高いものとなっております。

◎前オーナーが『Ch.ル・パン』を目指して造ったトップ・キュヴェ “ツィンガナ”

前オーナーのスターク・アイヴァリオ氏はロンドンで活躍をしていた有名なカメラマンで、稼いだお金はボルドーの高級銘柄につぎ込むという大のワイン好きでした。そんなスタークス氏が本気でCh.ル・パン級のワインを目指して造り始めたのがこのツィンガナです。ツィンガナとはジプシーの意。国際品種と、写真家として世界を飛び回る自らを重ねあわせ、世界中を旅して回るジプシーになぞらえた特別なキュヴェです。ワイナート4号『超トスカーナ!』にてメルロー主体のワインの代表としてマッセトー、メッソーリオと並び紹介されました。