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Marisa Cuomo

Marisa Cuomo Costa D’Amalfi Furore Bianco 2020

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生産者名:MARISA CUOMO (マリーザ・クオモ)

原産地呼称:D.O.C. COSTA D'AMALFI FURORE

品種:ファランギーナ60% ビアンコレッラ40%

ビアンコレッラ種

イスキア島やナポリ近郊の土着品種。紀元前7世紀古代ギリシア時代にエウボイア島の移民者、又はフランスのコルシカ島よりもたらされたと考えられています。火山灰土壌を好み、環境適応力の強い葡萄ですが、生産者が少ない為、余り市場には出回らず、地元で消費されることが多い葡萄です。 味わいは少しの苦味とミネラルを感じ、爽やかな味わいとなります。

醸造:全て手摘みで収穫。除梗後、軽めのプレスを行い冷却して搾汁を落ち着かせます。ステンレスタンクで15度の温度管理を行いながら20~30日間の長い発酵後、ステンレスタンクで4ヶ月間熟成。

JANコード:4589768272141

参考:過去ヴィンテージ評価

ガンベロ・ロッソ…最高賞3ビッキエーリ(2010、2015)

スローワイン…最高賞GRANDE VINO (2013)

淡い黄色。原産地である地中海を思い起こさせる繊細な果実の香り。フレッシュな酸味と広がりのある果実味のバランスがとても良いです。ナポリより約40kmほど南東に下った海洋都市アマルフィ一帯のワイン産地、D.O.C.コスタ・ダマルフィの中で最も素晴らしいとされているマリーザ・クオモ。元はマリーザ・クオモの曾祖父が営んでいたオステリアで提供する程度のワインを手掛けていた生産者でしたが、1980年にグラン・フロール・ディヴィーナ・コスティエーラを買収し本格的なワイン造りがスタートします。現在は近代的な醸造設備を整え、醸造コンサルタントには、かつてフェウディ・サン・グレゴリオを手がけ、現在はタウラージのトップ生産者アントニオ・カッジャーノなど、数々のワイナリーのコンサルタントを務め『南イタリア・ワインの神様』と呼ばれるルイジ・モイオを採用し高品質なワインを産み出しております。マリーザ・クオモの位置するフローレ村は、第二次世界大戦が終わるまでは地図に載っていない程の小さな村で、「天国」と呼ばれる景観とは対照的に、面積の半分以上が「崖」という農業はおろか住む事すらも過酷な環境からこのワインは産み出されます。古くからこのエリアは平らな場所が無いだけでなく、痩せた土壌から穀物等の栽培には適しておらず、崖に段々畑を切り開きリモンチェッロに使われるレモンや葡萄を栽培してきました。農耕機械等の機械が一切入れず、全ての作業が手作業となり滑落の危険等と隣り合わせになりながら、海抜200~550mの高低差のある畑で過酷な作業を行っております。

何故ここまで厳しい環境の中で葡萄の栽培を行うのか?その答えは、この過酷な環境からでしか得られない最高の葡萄が収獲出来るからです。痩せた土壌は葡萄の根を地中深くまで伸ばし豊富な日照量に加え、海からの照り返しが葡萄の完熟を助けるだけではなく、夜になると海から吹きあげる冷たい風が畑を冷やす事で豊かなアロマを保ちます。更に海抜200~550mの高低差により、葡萄の熟し具合が斜面の上下では大きく異なり、同じ品種でも個性の異なる葡萄が収獲出来る事から複雑なワインを生み出せます。生産者は、この地方の諺「仕事をする人にご褒美を」を深く信じ一生懸命に仕事を続けています。畑の作業は他の地域と比べて非常に厳しいものですが、畑から見渡す「世界一の海と夕日」は最高との事。熱いワインへの情熱がここでしか造ることの出来ない芸術品を産み出しています。

畑の栽培環境

前記の通り畑は切り立った崖を切り開いた段々畑で、機械の一切入れない特異な栽培環境にあります。それを示す様に、過酷な栽培環境に置かれながらもその土地でしか表現できないワイン(例えばリグーリアのチンクエ・テッレやシチリアのパンテレリア島)VIni Estremiにマリーザ・クオモも登録されております。火砕岩が風化した砂質の土壌には6000本/haにもなる密植率のペルゴラ(棚仕立て)と一部が垣根仕立てで栽培されており、樹齢50年を越す葡萄は全て自根葡萄です。フィロキセラの害に侵されなかったのはフィロキセラが砂質の土壌を嫌う為と、厳しい環境の為に外部から流入する危険性が少なかった為だと考えられます。

フローレ村とラヴェッロ村について

フローレ村とラヴェッロ村は山を隔てた両側にあり、南向きのフローレ村の畑は太陽をいっぱいに浴びた、果実味豊かなボリューミーな味わい、反対のラヴェッロは繊細でエレガントなワインに仕上がります。

ワイナート72号掲載

ワイナート72号「カンパーニャ特集」にて、マストロベラルディーノ、フェウディ・ディ・サン・グレゴリオなどと並びマリーザ・クオモが見開きで紹介されました。文中では「マリーザ・クオモのワインはどれも非常にみずみずしい果実味をもつ。太陽の恵みを十分に受けてすくすくと育った印象だ」「唯一の風景と同じく、ここにしか生まれえない味わいを持ったワインである」 と評されております。

イタリア国内ワイン・ガイドの評価抜粋

冒頭文でもお伝えした通り、マリーザ・クオモは希少性だけでなく品質も認められており、非常に高く評価されております。

ガンベロ・ロッソ2012掲載文抜粋

今年トレビッキエーリを獲得したのはスタンダードキュヴェのフローレ・ビアンコ。海と山の狭間で造られたワインとして完璧な出来だ。ハーブ、柑橘類、海風のミネラルが感じられ、口中で厚みを感じられる。ラヴェッロ・ビアンコは余韻がフローレ程長くないが、アロマがフローレより豊かだ。

スローワイン掲載文抜粋

このワイナリーはカンパーニャの農家の代表だ。30年代にこの家族の歴史が始まり、少しずつ畑を開き、岩を掘ってセラーも作った。ルイジ・モイオとの協力で非常に上手くいっている。ワインラバーの人はフローレ村を散歩することをお勧めします。畑の葡萄は自根葡萄でペルゴラで栽培され、20年間伝統的な景色を守り続け、昔のように美しい景観が残っている。海風のお陰で葡萄は健康に育つ。フローレ・ビアンコはフレッシュで柑橘系や花の心地よい香り。ラヴェッロ・ビアンコはフローレ・ビアンコより柔らかくフルーティーで、酸味が綺麗です。フィオルドゥーヴァは土着品種のブレンドで造られ、素敵なブーケの中に黄色い果実の香りが感じられる。

ドゥエミラヴィーニ掲載文章抜粋

フィオルドゥーヴァはコレクションすべき珠玉の出来。コストパフォーマンスが一番高いのはフローレ・ビアンコです。一番若い畑で樹齢はなんと60年! アマルフィの土壌は苦灰石由来で、そこからマリーザ・クオモは太陽や海を想起させるワインを造っている。

エスプレッソ掲載文章抜粋

マリーザ・クオモはアマルフィで一番厳しく、なおかつ美しい土地にある。葡萄畑は海に向かって垂直に切り立つ岩の壁にあり、数の少ない土着品種を大事に栽培し、素晴らしくエレガントなワインを造っている。