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Le P'Tit Paysan

I. Brand & Family Paysan Chardonnay Jacks' Hill Monterey County 2021

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冷涼な気候と酸化鉄を含む独特な花崗岩土壌が、このクリーンでクリスプなシャブリのようなシャルドネのベースになっています。

一口飲むごとに酸とミネラルのバランスの良さが感じられます。

レモンのスプレッド、ブリオッシュのトーストのアロマがあります。

口に含むと火打ち石、湿った火薬、カモミール等を感じます。

余韻は鮮明で、キニーネのタルトを思わせるようなバランス良い酸があります。

シャルドネは主にサリナス川の東側、Sleepy Hollow North の真東にあるJacks Hillの麓にある、いくつかの畑のブレンドです。

の近辺の畑は、酸化鉄を多く含む土壌が特徴です。

101 − 14 と3309 の台木にClone 4 と76 が使われています。

この他に、台木こそは不明ですが、樹齢35 年のウェンテ・クローンも使われます。

ここにSanta Lucia Highlands の北部の畑に実るClone 17(Robert Young) のブドウを少量ブレンドしています。

すべての畑は冷涼な気候に属しています。

低めのブリックスでまだブドウにフレッシュな酸が残っている状態で収穫を行い、プレスした果汁はタンクに移動させ、低温で24 時間澱を沈殿させます。

発酵はオーク旧樽、そして新旧のパンチョンとステンレスタンクで行いました。

その後樽(50%)、コンクリートタンク(40%),タンク(10%)にて7 ヶ月間熟成させ、一部はMLFを行いました。

ル・プティ・ペイザンはフランス語で「田舎者」を意味します。

これは、ル・プティ・ペイザンのワインが銘醸地ではなく、誰も知らない(田舎の)産地のブドウを使って造られるというコンセプトを謳っています。

また、イアンは見様見真似でワイン造りを学び、正式な醸造学の教育を受けていないことから、そんなサラブレッドでない(田舎から出て来たような)自分でも、しっかりとしたワインが造れるというアピールがワイン名に込められています。

<アイ・ブランド>アイ・ブランドには美術品が飾られているようなオシャレなテイスティング・ルームもなければ、著名な醸造コンサルタントもいません。

オーナー醸造家のイアン・ブランドにとって、ワイナリーの経営と言うものは素直に美味しく毎日気軽に飲めるテーブルワインを造り、それを世に送り出すことです。

銘醸地のブドウを使い1 本300 ドルのワインを造る事は、資金さえあれば誰にでもできる簡単なことです。

イアンが目指すところは、ブドウ産地としては確立しているものの、まだ探せば素晴らしい(安価な)ブドウ畑がいくつもあるモントレー・カウンティで、酸とミネラルがしっかりと感じられるワインの醸造をすることです。

イアンは2007 年に妻のヘザーと共にワイナリーをスタートさせます。

モントレーという産地を選んだ理由は、いつの日からか樽香と「ボテボテ感」がフィーチャーされたモントレーのワインが主流となり、このトレンドに一石を投じなくてはと強く感じたからです。

「ここ20 年間のカリフォルニアワインにおいての“ 発展” と言うものはいったい何だったんだろうか。

技術的な進化、クローンの研究、VSP による仕立て、最新の技術を取り入れた醸造器具。

これらは果たしてカリフォルニアワインを良くしたのであろうか。

むしろ、ワインからも造り手からも、魂を吸い取ってしまったのではないのか。

情熱や伝統芸が失われてしまったのではないか」。

カリフォルニアの栽培と醸造においての技術的な進化は全てを退化させたと考えたイアンは、このモントレーという産地で原点回帰を試みます。

しっかりと栽培をした畑、そこに実るブドウ、そしてそれぞれの個性を消さない優しい醸造技術と感性こそが、アイ. ブランドの真髄です。

2019 年、米国の全国紙『San Francisco Chronicle』にてワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ一躍スターとなります。

ただ、このような快挙も名声も、イアンにとっては一つのステップにしかすぎないのです。