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Le P'Tit Paysan

I. Brand & Family Le P'tit Paysan Old Vine Cabernet Sauvignon San Benito 2020

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しっかりしたボディに低めのアルコールのこのワインは、摘みたてのブラックベリー、アメリカン・チェリー、オレガノ、緑コショウの香りが広がります。黒系果実の酸味と甘み、焼き菓子に使うスパイスのの味わいもあり、その後黒鉛、濡れた石、オレガノやタイムなどのハーブと緑コショウの旨味が広がります。水はけのよい土壌、古木、日中の高温と夜間の低温の組み合わせが、稀に見るストラクチャーと完熟感を生みだしていますが、ワインの印象はあくまでフレッシュでミネラル感に富んでいます。カベルネ・ソーヴィニョンは、樹齢60 年以上のブリガンティーノ・ヴィンヤードと、石灰質の砂利の多い堆積土にある樹齢45 年のウィーラー・ランチの二つの畑で収穫されたブドウを使っています。この二つの畑は、オーガニック認証済み、実践中、又は移行中です。プティ・ヴェルドとカベルネ・フランは、岩の多い堆積土からなるパイシネスAVA のものです。これらの畑は日中は暖かく夜は涼しいというセントラル・コー

ストらしい気候にあり、晩熟のボルドー系品種を酸が高く糖度が適度なうちに収穫できる条件がそろっています。このカベルネ・ソーヴィニヨンは、昔ながらの台木(セント・ジョージとAXR-1)にマサル(クローン)セレクションで植えた古木を使った、1970年代のカリフォルニアのカベルネを彷彿とさせるスタイルで作ったワインです。除梗し軽く破砕したあと開放式発酵槽に入れ酸素に沢山触れさせることで、果汁にタンニンをゆっくりと染み出させます。培養酵母は使用しません。20 日後ごろに圧搾し、ほとんどが旧樽で澱とともに11 か月間熟成させます。

pH 3.67 TA 5.9g/Lル・プティ・ペイザンはフランス語で「田舎者」を意味します。これは、ル・プティ・ペイザンのワインが銘醸地ではなく、誰も知らない(田舎の)産地のブドウを使って造られるというコンセプトを謳っています。また、イアンは見様見真似でワイン造りを学び、正式な醸造学の教育を受けていないことから、そんなサラブレッドでない(田舎から出て来たような)自分でも、しっかりとしたワインが造れるというアピールがワイン名に込められています。

<アイ・ブランド>

アイ・ブランドには美術品が飾られているようなオシャレなテイスティング・ルームもなければ、著名な醸造コンサルタントもいません。オーナー醸造家のイアン・ブランドにとって、ワイナリーの経営と言うものは素直に美味しく毎日気軽に飲めるテーブルワインを造り、それを世に送り出すことです。銘醸地のブドウを使い1 本300 ドルのワインを造る事は、資金さえあれば誰にでもできる簡単なことです。イアンが目指すところは、ブドウ産地としては確立しているものの、まだ探せば素晴らしい(安価な)ブドウ畑がいくつもあるモントレー・カウンティで、酸とミネラルがしっかりと感じられるワインの醸造をすることです。

イアンは2007 年に妻のヘザーと共にワイナリーをスタートさせます。モントレーという産地を選んだ理由は、いつの日からか樽香と「ボテボテ感」がフィーチャーされたモントレーのワインが主流となり、このトレンドに一石を投じなくてはと強く感じたからです。

「ここ20 年間のカリフォルニアワインにおいての“ 発展” と言うものはいったい何だったんだろうか。技術的な進化、クローンの研究、VSP による仕立て、最新の技術を取り入れた醸造器具。これらは果たしてカリフォルニアワインを良くしたのであろうか。むしろ、ワインからも造り手からも、魂を吸い取ってしまったのではないのか。情熱や伝統芸が失われてしまったのではないか」。

カリフォルニアの栽培と醸造においての技術的な進化は全てを退化させたと考えたイアンは、このモントレーという産地で原点回帰を試みます。しっかりと栽培をした畑、そこに実るブドウ、そしてそれぞれの個性を消さない優しい醸造技術と感性こそが、アイ. ブランドの真髄です。

2019 年、米国の全国紙『San Francisco Chronicle』にてワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ一躍スターとなります。ただ、このような快挙も名声も、イアンにとっては一つのステップにしかすぎないのです。