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Ferraton Pere Et Fils

Ferraton Pere Et Fils Ermitage Rouge Les Dionnieres 2020

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生産者名:FERRATON PERE ET FILS (フェラトン・ペール&フィス)

原産地呼称:A.O.C. HERMITAGE ROUGE

品種:シラー100%(樹齢約35年)

醸造:果梗を全てはずし、コンクリートタンクにて約4週間ピジャージュとルモンタージュを行いながらマセラシオン。フレンチオーク(新樽率20~30%)にて14ヶ月熟成。

JANコード:4582672776590

参考評価

ワイン・アドヴォケイト…94点(2019)

[ディオニエールの畑]

フェラトンがル・メアルと並び、単一畑のキュヴェとしてリリースするエルミタージュ・ルージュ、「レ・ディオニエール」。「レ・ディオニエール」の畑は丘陵の麓の緩やかな起伏上に位置し、粘土と石灰岩に覆われた南向きの斜面に位置します。一般的にフィネスのあるエレガントな葡萄が生み出されると言われております。

輝きのある深いルビー色。スミレなどの花に赤い小さな果実やスパイスなどの複雑なアロマ。熟成により全体のまとまりが良くなり、メアルと比べ軽やかであり近づきやすいキャラクターが印象的。口の中でも赤い小さな果実のアロマが繰り返し気品があり複雑な味わいであり非常に長い余韻が印象的です。フェラトン(Ferraton)は1946年に創立されエルミタージュやクローズ・エルミタージュなどに約20haの畑を所有する生産者です。4世代にわたりタン・レルミタージュの町で質の高いワインを造り続けており、1998年に4代目サミュエル・フェラトンの代に、同じくタン・レルミタージュに拠を構えるローヌの名手シャプティエとパートナーシップを組む様になります。ミッシェル・シャプティエ氏とシャプティエの醸造家アルベリック・マゾワエールがワイン造りの監督を始め、その品質をより一層向上させました。上級キュヴェはシャプティエ同様にビオ・ディナミを実践し『土壌の持つポテンシャルを最大限に引き出す』というミシェル・シャプティエの哲学が存分に発揮されております。

現在フェラトンのオーナーはミシェル・シャプティエとなっております。2013年からは新築した新しい醸造所で醸造を行っております。シャプティエ社は会社規模が大きいため、少なからず利益を追求しなければいけない部分もあり価格も高めになってしまい、また経営陣の意向もあり、ミシェル・シャプティエ個人の思想が100%反映し辛い状況にありますが、フェラトンはミシェル個人が所有するワイナリーのため、ミシェルの哲学を十二分に反映した醸造を行い、また利益も抑え、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。

[シャプティエとは]

シャプティエ社はギガルやシャーヴ、ペラン等に並ぶローヌの有力生産者として知られます。テロワールの表現を最大限に引き出す為に『全てが土壌と葡萄樹にある』を基本姿勢とし、ビオ・ディナミを実践し、上級キュヴェに関してはモノ(単一)・セパージュにこだわります。ロバート・パーカーは度々シャプティエのワインに高評価を与え、『これ以上に並外れたワインを造り出すワイナリーは世界中探してもほとんどない』『ミシェル・シャプティエがこの地球の輝く、煌めく光のひとつになったことはまぎれのない事実である』と賞賛を与えております。

また、シャプティエル・メアルの2003、2009、2010ヴィンテージはアドヴォケイト99点、最新2012ヴィンテージはアドヴォケイト(97-99)点を獲得しております。

[ル・メアルの畑]

ロバート・パーカーの言葉を借りると『まさに注目すべきワインではあるがシャプティエが力量を見せるには8~10年を要する。“忍耐”はシャプティエを楽しむ際のルールである』と言われる、シャプティエの中においては比較的『外交的』と呼ばれる“ル・メアル”。理想的な斜面の向きで丘陵の最も完璧な部分とも呼ばれており、赤・白ともに際立ったバランスと複雑さをもつワインが生み出されると言われております。熱を吸収する小礫が多く見られ、分解された花崗岩と砂岩の表土はワインにフィネスを与えております。エルミタージュでは最も高価な価格で取引されるシャーヴのカトランも、この「ル・メアル」の区画から収穫されたシラーをブレンドしている事からも、如何にこの畑が優れているかがお解り頂けるかと思います。この“ル・メアル”の区画の一部をフェラトンも所有しており、シャプティエ社の指導のもとシャプティエ同様にビオ・ディナミにて農作業が行われております。M.シャプティエはこの“ル・メアル”の畑から生み出される<ermitage le meal(エルミタージュ・ル・メアル)>を『エルミタージュのラフィット・ロートシルト』と呼んでおります。

また通常エルミタージュは『Hermitage』と綴りますが、その昔、イギリス人が頭に『H』を付けたといわれております。シャプティエでは、エルミタージュ本来のテロワールを表すキュヴェには本来の綴り『Ermitage』と表記しています。そしてそれはフェラトンの単一畑のキュヴェにも同様に受け継がれております。