生産者名: DMAINE ANNE GROS & JEAN PAUL TOLLOT (ドメーヌ・アンヌ・グロ&ジャン・ポール・トロ)
原産地呼称:I.G.P. COTES DU BRIAN
品種:サンソー100%
樹齢:50年
醸造:開放型ステンレスタンク発酵、ステンレスタンクにて13~14ヶ月熟成。
JANコード:4582565788754
参考評価
ワイン・アドヴォケイト…90点(2015)89点(2017)88点(2014)
生産者コメント
砂岩と泥灰土壌でラングドックの葡萄品種らしさを表現しております。樹齢50年のサンソーはフィネス、丸みがあり、非常に魅力的な仕上がりになってます。
明るいヴァイオレット。凝縮感のあるカシス、クローブ、パプリカなどのアロマ。小粒な黒ベリー系果実が豊富に感じられ、タンニンはシルクのように滑らかな舌触り。カカオ系のコク感を余韻に感じ取れます。
ドメーヌ・アンヌ・グロ&ジャン・ポール・トロは、ブルゴーニュ屈指の名手として知られる、アンヌ・グロとその夫であるトロ・ボーのジャン・ポール・トロがラングドックにて手掛けるワイナリーです。2人はそれぞれの親からドメーヌを引き継いで仕事を行っておりましたが、お互いの知識や経験を活かしたワイン造りをゼロから行いたいという思いを持ち始め、ブルゴーニュから500km以上も離れたラングドックにてワイン造りを始めました。
ワイナリーが位置するのは、ラングドック最大級の葡萄畑が広がるミネルヴォワ。その最北東部にて葡萄栽培を行っています。
モンターニュ・ノワールの麓、標高220mとミネルヴォワで最も高い位置にある畑は、アンヌ・グロにはなじみ深いヴォーヌ・ロマネ村と同じ標高。高い標高で気温が涼しい為、ミネルヴォワの中でもゆっくり熟成するのが特徴で、フレッシュな香りが際立ち、タンニンも柔らかく仕上がります。また、土壌は主に石灰岩質で表面に白い石が転がっており、太陽の光や熱が表面の石に反射して間接的に葡萄のを温めることができ、気温は涼しいながらも果実の成熟を促します。
栽培はブルゴーニュでの栽培方法と同じリュット・レゾネを採用し、畑を健康に保つため、収量制限をしっかりと行います。全て手摘みで収穫、100%除梗の後、野生酵母を用いて発酵を行い、キュヴェごとにステンレスタンクと樽を使い分けて熟成します。樽はブルゴーニュでよく使用されているタイプのものと同じものを使用しており、区画ごとに醸造したワインを瓶詰め前にブレンドします。
ラングドックらしい豊富な日照量による凝縮感のある果実味とブルゴーニュで培ったワイン造りの経験、知識を取り入れラングドックにありながら、ブルゴーニュのような綺麗で繊細なワインを造り上げます。