生産者名:COLLESTEFANO (コッレステファノ)
原産地呼称:D.O.C. VERDICCHIO DI MATELICA
品種:ヴェルディッキオ100%(中には樹齢40年以上の株も)
収穫:10月末に手作業にて行い、葡萄が傷まない様に小さい籠に別けて醸造所に運びこみます。
醸造:ステンレスタンク発酵、マロラクティック発酵は行わず同容器内4ヶ月シュール・リー熟成。
畑の面積:18ha 標高:420m 土壌:粘土、石灰質 土壌栽培密度:1600~3000株/ha
JANコード:4582565760958
2021ヴィンテージ評価
ガンベロ・ロッソ…3ビッキエーリ
過去評価
エスプレッソ…5ボッティリエ(2006-2010、2012、2013)、18.5点※マルケ州最高得点 (2006、2010、2013)
ガンベロ・ロッソ…トレ・ビッキエーリ(2006、2007、2010、2012-2015、2018、2020)
赤い2ビッキエーリ(2008、2009、2011、2016)
ラルマナッコ・デル・ベーレベーネ…オスカー・ナツィオナーリ「イタリアを代表するお買い得ワイン」(2006)
エスプレッソ 「I 100 Vini Da Comprare」(コストパフォーマンスの高いワイン100本)…2位(2015)
緑がかった淡い麦わら色の外観。香りには清涼感のある青リンゴや柑橘類にハーブ、ミネラルのアロマが感じられます。マテリカの個性とも言えるミネラル感がたっぷりと感じられしっかりとしたストラクチャーがあり、果実のフレッシュさと共に口の中一杯に広がります。1998年にファビオ・マルキオンニが創立したワイナリーです。ファビオ・マルキオンニは農業学部を卒業後、ドイツのレストランやワイナリーで働きながらワイン造りとビオロジックの栽培方法について知識を深めます。そして1998年より実家へ戻りワインの瓶詰めをスタートしました。
畑はヴェルディッキオ・ディ・マテリカのエリアに位置します。常に強い風が吹き抜け、畑は乾燥しており薬品の散布を行わずとも葡萄の衛生が保たれます。現在畑はA.M.A.Bの規定に従いビオロジックで栽培が行われております。畑の標高は420mに位置し、昼夜の寒暖差がはっきりした絶好のロケーション。
カステロ・ディ・イエージのヴェルディッキオが9月には収穫が始まるのと比べても、1ヶ月遅い10月下旬に収穫が行われます。葡萄はゆっくりと完熟に向かう為、フェノール類等様々な成分が充分に成熟する事が可能な栽培環境から複雑なアロマが得られます。ワインはテロワールを見事に表しており、その味わいからは信じられない程魅力的な価格にてご提供が出来ます。
各ワインガイド評価
エスプレッソにて2ツ星生産者に昇格!
2012年版より2ツ星生産者に昇格しました。エスプレッソ誌の2ツ星生産者といえば、アルド・コンテルノやレ・マッキオーレ、リブランディ等その地域を代表する有名生産者ばかり。名実ともにヴェルディッキオ・ディ・マテリカを代表する生産者となりました。
エスプレッソ2014掲載文章抜粋
コッレステファノは数年前からワインラバーより注目されている生産者です。 フレッシュな酸味、柑橘類のアロマなどの香りの裏にミネラルがあり、成長のポテンシャルを感じます。一見シンプルに見えるこのワインは実に複雑で、毎年、クリーンかつクリスタルのようにピュアです。
ガンベロ・ロッソ2014掲載文章抜粋
ファビオ・マルキオンニの畑は森に近く、背後にはアペニン山脈がある。昔からビオで栽培し、品種の特徴が個性的で、瓶熟することで更に複雑になりますが、美味しいので待つことが難しく、若い内に楽しみたくなる。2012ヴィンテージは柑橘類、セイヨウサンザシ、ミネラルのアロマが個性的。酸味がフレッシュで、時間とともにミネラルが顕著になる。
スローワイン2014掲載文章抜粋
ファビオは控えめでシャイ。コッレステファノのコンセプトそのものです。マテリカのテロワールを表現しているシンプルなワインです。ファビオは「ワインとはテロワールとヴィンテージの特徴を感じられればいい。人的な介入は控えるべき」といいます。ヴェルディッキオ・ディ・マテリカは2012ヴィンテージの中でトップに立っています。北のワインのように綺麗なアロマがあり、非常にエレガントで洗練されています。酸味が綺麗で、力強く、ポテンシャルも高い。