生産者名:CHATEAU LA CAUSSADE (シャトー・ラ・コサード)
原産地呼称:A.O.P. CADILLAC
品種:セミヨン100%
醸造:ステンレスタンク発酵。樽熟21ヶ月熟成。
残糖度:130.3mg/l
JANコード:4582565788655
輝きのある琥珀色の外観。干しアンズ、ジャムの様な甘さと蜜、ほんのり柑橘類の皮の苦味を含んだアロマ。口に含むとふくらみのある熟した果実味ときれいな酸味がバランスよく混在し、余韻にはナッツ等の香ばしさも感じられます。ラ・コサードはプルミエール・コート・ド・ボルドーのアペラシオンの中でも一、二を争う歴史の長い有名なシャトーで、ガロンヌ河をはさみソーテルヌの対岸に位置するサン・クロワ・デュ・モンに居を構えます。オーナーのアルマンド家は100年以上も前よりワイン造りを行っており、1935年に原産地呼称統制法が制定される以前はプルミエ・クリュを名乗るなど、以前より素晴らしいテロワールだと周知されておりましたが、1930年代に現オーナーの祖父ピエール・アルマンドが当シャトーを購入してからは更に品質が向上し、名声を馳せる様になりました。
畑のロケーション
畑はガロンヌ川を見渡す南向きの斜面にあり、土壌は粘土・砂礫・石灰質でまろやかなメルローを栽培するのに適しています。また、この地は昔海だったので、畑に牡蠣の化石が残っています。これは、アルマンド家が畑を所有するサン・クロワ・デュ・モン独自のテロワールで、味わいにミネラル感をもたらします。葡萄の根が地中深くまで伸びるように、雑草が生えている列と生えていない列にわけ、より栄養分を吸収できるようにしています。毎年4月頃から気温が上昇し、熱くなり、乾燥している事から葡萄が早い段階で成熟をむかえます。シャトー・ラ・コサードでは優れたテロワールを活かすべく伝統的に厳しい剪定やグリーンハーベスト、手作業での収獲が行われております。尚、シャトー・ラ・コサードではサン・クロワ・デュ・モンで甘口の白ワインも手掛けております。
ワインガイド等メディアより高評価
シャトー・ラ・コサードではメディアの評価も高く様々なワインガイドより高評価を獲得しております。その一部を抜粋すると…
*パリ農業コンクール…金賞受賞(2007ヴィンテージ)
*フランスで最もポピュラーなワイン雑誌「ラ・レヴュー・デュ・ヴァン・ド・フランス」
・2009年2月発行 528号
樽の風味が前に出ており、余韻には果実味が感じられ魅力的。丁寧に醸造が行われたワインで、口の中に綺麗な広がりを見せタンニンは細かく、余韻に感じられる赤いベリー系のアロマに魅惑される(2007ヴィンテージ)。
・2004年10月発行 485号
アルマンド家はこの小さなドメーヌから完璧なワインの造りを行っている。瓶詰めの1年後から非常にフレッシュで心地よいワインとなる。このヴィンテージもバランス良く、上品でフルーティーだ(2002ヴィンテージ)。
*ラ・レヴュー・デュ・ヴァン・ド・フランス発行「le guide des Meilleurs Vins de France 2010」
・サン・クロワ・デュ・モンの甘口の価値も去ることながら、赤も見逃せない美味しさ(2006ヴィンテージ)。
*フランスのグルメガイド、ゴー・ミョー発行「Guide des Vins Gault & Millau 2010」
・非常に濃くストラクチャーがあり、買って絶対後悔しないワイン(2007ヴィンテージ)。
*信頼のフランス・ワインガイド「ギド・アシェット(Guide Hachette)」
・柔らかいキャラクターのワインで肉料理と相性が非常に良い。1つ星獲得(2013年度版掲載 2010ヴィンテージ)。
・シャトー・ラ・コサード2007は今からでも楽しめるワインで熟成を待ちきれないワインラバーにもぴったりだ(2010年版掲載 2007ヴィンテージ)。
・まろやかで活き活きしており、香りが豊かなこのワインは1つ星を獲得した(2007年版掲載 2003ヴィンテージ)。