ファントムは幽霊、幻影という意味で、ボーグル(スコットランド語で幽霊、亡霊という意味)と同じゴースト(幽霊)という意味を持っています。
ボーグル・ヴィンヤーズの高級シリーズであるファントムは、ワインメーカーがブドウ栽培からファイナル・ブレンドに至るまで全てに携わってつくった小ロットの手づくりワインです。
記憶に長く残る程に美味しいワインファントム・シャルドネは、その豊かな層が魅力的です。
青リンゴと洋ナシが焼きたてのスパイシーなアップルパイへとフレーバー変化を遂げ、樽発酵はクリーミーで甘美な口当たりを満たします。
このヴィンテージのファントム・シャルドネは、アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽で16ヶ月間シュール・リー熟成され、黄金色に輝き、熟した洋梨、バニラ、ヘーゼルナッツの不気味な香りが漂っています。
口に含むと、焼いたリンゴ、クリーミーなバタースコッチ、スパイスのニュアンスが広がり、寒気をもたらす酸味と洗練されたテクスチャーによってバランスが取れています。
フィニッシュは長く重層的で、よく溶け込んだオークの余韻が五感を脅かします。
熟成:58%アメリカン・オーク新樽、42%フレンチ・オーク新樽を使用。
月に2回手作業でバトナージュ(澱攪拌)後、シュール・リーで16ヶ月間熟成。
アメリカ国内で知らない人はいない程人気のボーグルは6世代にわたってカリフォルニア州サクラメント近郊のクラークスバーグで農業を営んできました。
3代目がこの地で初めてワイン用のブドウとしてシュナンブランとプティ・シラーを植えてから50年以上。
一族の勤勉さ、誠実さ、献身さは6代目までしっかりと受け継がれアメリカを代表するワイナリーへと大きく成長しました。
どんなに大きくなっても、そのワイン栽培への強い熱意と品質は変わらず家族全員の手で素晴らしいワインを生み出しています。
どの品種を飲んでも必ず美味しいと日本でもファンが多いのは彼らが先代からの意志を守り続けている証明です。
そして今、彼らの新しい仕事は、「今後次の6世代が同じ場所で生活し続けるために、大地と環境を守り続ける事。
」と定め自社畑のみならずカリフォルニア全土にある契約畑のサステイナブル農業への転換をサポートしています。