生産者名:BODEGAS Y VINEDOS EL SEQUE (ボデガ・イ・ヴィニェードス・エル・セケ)
原産地呼称:D.O. ALICANTE
品種:モナストレル100%
醸造:開放型のステンレス発酵槽にて2日間低温浸漬後、発酵。発酵を止めるため、スピリッツを加える。フレンチオーク樽に移しMLF、24ヶ月熟成。
残糖度:85g/l
JANコード:4582565755503
2017ヴィンテージ評価
ワイン・アドヴォケイト…93点
非常に濃いチェリーレッドの色合い。熟した果実とミネラル、バルサミコのニュアンスやミントなどのハーブの香り。滑らかな口当たりで程よいタンニンと甘い果実の味わい、バルサミコのようなフレッシュな酸がバランスよく感じられます。1999年よりアルタディのホアン・カルロス・ロペス氏とフミーリャのアガピート・リコ氏が共同で取得した、アリカンテ地方の西端ピノソ村の小さなボデガです。アリカンテの海岸付近はヤシの木が立ち並び、まるで南の島の風情。そんな南国情緒溢れるエリアでエル・セケは生み出されます。エル・セケの蒲萄畑はアリカンテ地区の西端、ピノソ村郊外にある段々畑に葡萄が栽培されており、畑のまわりにもヤシの木が立ち並んでいます。アガピート・リコのあるフミーリャからエル・セケの畑までは、山を越えて15km足らず。畑は主にアガピート・リコが管理を行っており、醸造に関してはアルタディで醸造責任者を務めるフランス人のジャン・フランソワ・ガドゥーが監督を行っております。アルタディほどの生産者が手腕を振るえば、畑のポテンシャルさえあれば無名だった産地からでも注目すべきワインを造れるという事を証明する様なワインがこのエル・セケです。
<フラッグシップ・ワイン エル・セケ >
アリカンテの気候は高温で降雨量が少なすぎる上に、非常に不規則であるという過酷な条件の栽培地です。しかし暑さに強いモナストレルは、毎年変わる様々な気候条件に対して非常によく適応し、毎年様々な表情のワインとなります。エル・セケはこの濃縮したモナストレルの個性が活かされながらもエレガントに洗練されたスタイルに仕上がっております。