生産者名：BODEGAS GRAN DUCAY （ボデガス・グラン・デュカイ）
原産地呼称：D.O.CARINENA
品種：テンプラニーリョ70％、ガルナッチャ20％、カベルネソーヴィニョン10％
熟成：アメリカンオークで14月熟成後、瓶熟24ヶ月以上
JANコード：4573272609418
[テイスティング・ノート]
輝きのあるルビー色にエッジはややレンガ色がかかっております。香りは数々の花や赤い果実にほんのりとトースト香。それに微かに熟成を感じさせる紅茶や枯葉の風味が入り混じります。活き活きとした赤い果実の風味が、魅力的でチャーミングな味わいの中に花やトーストの風味が繰り返し感じられ、タンニンは綺麗に果実味に溶け込んでおります。余韻にもまだまだ若さを感じさせるフレッシュな木苺の風味を残します。ボデガス・グラン・デュカイは1945年に60のカリニェナの葡萄生産者を集めスタートし、葡萄栽培から瓶詰めまで行う共同生産組合サン・バレロのブランドです。現在はおよそ4000haの畑を所有し700人以上のスタッフからなる組織にまで発展しました。サン・バレロ共同生産組合のスタイルはステンレスタンク、エア・プレス、除梗機械、冷却機器等の近代醸造設備を駆使し、早いうちから楽しめるモダンなニューワールド・スタイルのワインを生み出します。古くからの伝統技術の良い部分を残しながらも、農業専門家を含むテクニカルチームが収獲時期から熟成期間までを現代的なテクノロジーで管理し、一部のアイテムには‘ワインの革命児’とも呼ばれるヒュー・ライマンを醸造コンサルタントに採用し、品質の高いワインを数多く造り出しています。
■ワインの革命児 “ヒュー・ライマン”
ヒュー・ライマンは、過去にペトリュスやディケム、ルイ・ラトゥール等で経験を積み、複数の国において醸造コンサルタントを行うフライング・ワインメーカーとして世界各国で広く知られる醸造家です。ベルジュラックでワイン造りを行う父を見て育ち、当然の如くワイン生産者を目指しボルドー大学に進学しました。国内でペトリュスやディケム、ルイ・ラトゥール等で醸造を経験後、オーストラリアに留学した際に「葡萄本来の果実味・風味がそのまま活かされたワイン」の素晴らしさを知り現在のスタイルを確立致しました。以後どの地域へ行っても、それをワイン造りの哲学としております。ヨーロッパに戻ってからは1991年にハンガリーへ進出。フライング・ワインメーカーとしての一歩を踏み出し、現在までに世界12カ国でワインの醸造に携わりました。いわば世界中のワインを知る醸造家と言えるでしょう。もちろんヒュー・ライマンの醸造したワインは数々のコンクール受賞歴を持ち高い評価を獲得しております。次々と素晴らしいワインを造り出すヒュー・ライマンはワイン界において“ワインの革命児”とまで称されております。